「バッグンボード」の名称でおなじみ、Music WorksのEBBシリーズ。
ソフトケースタイプのエフェクターバッグで、エフェクターボードも付属した人気製品ですが、今回はこのボードの修理を試みたので書き残しておきます。
なお先に結論を書いておくと失敗しました。
布が剥がれる!
バッグンボードについては、前にこのブログでその便利さを紹介したことがあります。

そのときにも書いたのですが、これの欠点の一つがエフェクターボードの布の耐久性の低さです。
このボード、構造としては「ベニヤ板にマジックテープのメス面(フワフワの方)に相当する布地を接着剤で貼り付けたもの」なのですが、この接着が剥がれてベロンベロンになってしまうことがあるのです。
この布地の剥がれがひどくなると、運搬時にケース内でエフェクターがガチャガチャと暴れ回ることになり、固定の意味がなくなってしまいます。
で、今回はその剥がれを修繕する方法を考えました。
タッカーで針を打ち込んでみた
一度分解して布を貼り直すのが一番なのでしょうが、なるべく簡単に…ということで、タッカー(ホッチキスみたいな針を壁や木材に打ち込む工具)を使ってみることにしました。
ちゃんとしたやつは結構高いんですが、DIY系のブログでダイソーの300円タッカーがなかなか高評価だったので、今回はそれを使います。
針は別売りで100円、まあ合計で400円(税別)ならもしダメでも諦めがつきます。
というわけで作業開始。
今回使うのは、久々に引っ張り出したら布地がベロベロに剥がれていたMサイズのやつです。
作業時は貫通を想定して、下に段ボールを3枚ぐらい敷きました。
裏面まで貫通しています。
この先端は自分でホッチキスのようにしっかり折り曲げる必要があるので、ペンチの先端を使って側面からぎゅっと押し込みました。
これによって針自体は強固に固定され、そうそう抜けない感じにはなります。
広い範囲の補修には向かず
ところが、剥がれ部分にバチンバチンと針を打ち込んでから実際にエフェクターを乗せてみると、結構な本数を打っても固定の甘さは解消されません。
「エフェクター底面のマジックテープが布地をビヨーンと引っ張ってしまう」という状態を解消するには、かなり密にタッカーの針を打つ必要があります。
赤丸で囲った部分ぐらいやって、ようやく「ちょっと不満があるけど仕方ないか…」となるレベルです。しんどい。
で、この後も頑張ったのですが、今回使ったボードはほぼ全面に渡って布地が完全に剥がれてしまっており、いくらやってもきりがないので諦めました。
「狭い範囲が剥がれているのを、それ以上剥がれが拡大しないように針で固定してしまう」みたいな用途であれば悪くない方法かな…とは思いますが、完全に布が剥がれきってしまったボードの補修には向きませんでした。
というわけで次回、ホームセンターで買ってきた材料でエフェクターボードを自作します。
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