去年の冬にちょっと手を加えたエフェクターボードについて書こうと思っていたのですが、時間が取れないうちに年を越してしまいました。
あまり目新しいものは無いのですが、今回は久々にPOG2を中核に据えています。
ついでに、そのあまり知られていない機能をアピールするために勢いでYouTubeにアップした演奏動画も載せておきます。
前回からの変更点
前回のバージョンがこちらです。

DAPPERのアナログマルチエフェクターを久々に使ってみようとボードに組み込んでみたのですが、フレットレス1本しか所有していない今現在の自分の方向性にはちょっと合わなかった感じですね。
今回は冒頭で書いた通り、POG2を久々に復帰させてみました。
(復帰と言うと語弊があり、実際には「手放してしまったけど中古で安く見つけたので買い直した」というのが実情です。)
やっぱりでかいですね、エレハモのこのサイズのエフェクターは。
昔の鉄板折り曲げ筐体時代と比べれば全然とはいえ、小さいボードに入れると圧が強い。
接続順は、コンプ→POG2→コーラス→リバーブ→チューナー です。
MUSIC WORKS / Effector Bag’N Board
ボード本体は相変わらず、バッグンボードSサイズのケースに入るよう自作したもの。
本来のサイズより一回り大きめになっています。

Custom Audio Japan / DC・DC Station
パワーサプライも続投。
これはアマチュアには十分な電源品質であるとともに省スペース性に優れており、にもかかわらず価格も安いのでおすすめです。
よほど良さそうなものが出てこない限りはこれを使い続けると思います。

ちょっと惜しいのが、これは過去記事でも書きましたが、ストレートプラグのアダプターを挿すためのジャックがDC出力と同じ面にある点です(↓写真の一番左側)。
このせいで、本来の置き方をすると無駄に面積を取ります。
エフェクターの入れ替えでスペースに余裕がなくなってしまったので、以前もやっていたように立てて置くことにしました。
また、挿し間違い防止のため、使わない穴にはキャップをしています。

BECOS / CompIQ MINI ONE
常時ONで先頭に置いているのが、BECOSのミニサイズコンプ。
間違って踏んでしまわないよう、コンプは後列に配置することにしています。

Electro Harmonix / POG2
売却してしまったのを再度買い直したいと思っていたところ、相場よりだいぶ安く売られていたので購入。
実は売っては買ってを繰り返し、POG2を買うのはこれで4回目ぐらいだと思います。

POG2は「なんか凄いオクターバー」として知られていると思いますが、その真価はいわゆるバイオリン奏法を実現するボリュームスウェルエフェクターとしての圧倒的な性能です。
その機能をアピールするためだけに動画を撮ったのがこちらです。雑ですいません。
このとき使ったのが、この記事で紹介しているエフェクターボードです。
いや本当にちょっとチェロっぽくない?
途中までなうえに音を間違えている箇所もあって恥ずかしい限りですが、この音を出したときに「バッハのインベンション4番をこの音で弾きたい」と思ったのです。
One Control / Dimension Blue Monger
ミニサイズのコーラス。
こちらもPOG2以上に頻繁に売っては買ってを繰り返しており、これで9代目ぐらいじゃないでしょうか。バカか。

ただ、「やっぱこれだよなあ」という自分の中での定番感の一方、エフェクトが明瞭すぎるせいかPOG2との相性が悪いんですよね。
コンパクトエフェクターを使っていると、このような「エフェクター単体での好みよりも全体の音作りを見てエフェクターを選定しないといけない」という場面は度々あります。
でもマルチは苦手なんだよ。
JOYO / JF-317 Space Verb
超ミニサイズの中華リバーブ。
いわゆるミニサイズエフェクターよりもさらに縦に小さいです。
音色の面でも癖がなく、個人的にはけっこう高評価な一台です。

Sonic Research / Turbo Tuner ST-300 mini
そしてボードの最後には不動のチューナー。

ToneGeek / ソルダーレスケーブルキット
パッチケーブルも変わらずToneGeekのソルダーレスケーブルを使用。

ただ、ケーブルに関しては昨年にFREE THE TONEから出た新製品が「こうだったらいいのにな」を体現したアイデア商品なので、いずれ余裕が出たときにでも試してみたいと思っています。
というわけで、2022年末時点でのエフェクターボードでした。
ただ、当面はあまり人前で演奏する機会もなさそうとはいえ、やはりラインセレクターによるエフェクターの一括ON/OFFは必須と感じます。
安く済ませることを大前提としつつ、今後も貧乏エフェクターボードの試行錯誤は続きます。
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