【まとめ】日常に潜む変拍子

【※毎度おなじみ脱線記事です】
プログレやらデスメタルやらが好きなので変拍子に接する機会はそこそこ多い方なんですが、あるところで「まあ変拍子の音楽なんかマニアックすぎて普段聴く機会無いよね」みたいなことを言われまして、「いや変拍子の曲なら腐るほどあるぞ」と言いたいがためにこの記事を書いています。
というわけで今回は意外と身近な変拍子について紹介しましょう。

変拍子とは何か?みたいな話に文字数を割きたくないのでそこは割愛します。
とりあえず、3拍子・4拍子のように聴き慣れたものではない、「ずっと5拍子」とか「ずっと7拍子」とかの拍子、あるいは「一曲の中で拍子が変わる曲」を変拍子とします(それでいいよね?)。

あと、今回はKING CRIMSONとかDREAM THEATERとかには触れません。
あくまでも身近なもの限定です。
そんなのあるかって?あるよ。

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絶対知ってる5拍子の曲

この流れで「ジャズスタンダードのTake Fiveという曲は5/4拍子のリズムが特徴で~」とか言い出す奴はダメです。
まあ一応貼っておきましょう、確かにテレビで流れることも多い有名曲です。
個人的には学生時代にこの曲のソロが全く取れなくて恥ずかしかったので苦い思い出がありますが。

しかしこれよりも絶対に有名な5拍子の曲があるでしょう。
スパイ大作戦です。

このスパイ大作戦、もといミッション・インポッシブルのテーマは、作曲家のLalo Schifrin(ラロ・シフリン)によるもの。
彼はこの他にも「燃えよドラゴン」や「ダーティハリー」の音楽でも有名です。

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絶対知ってる11拍子のクラシック

すいません。11拍子というのは不正確な表現で、実際の譜面としては5/4拍子と6/4拍子が1小節ごとに入れ替わる、というものです。
でもこのムソルグスキーの「展覧会の絵」第1プロムナードの冒頭部分、ほとんどの人が聴いたことがあると思いますが、実際に11数えながら聴いたことがあるでしょうか。数えてください。
(なお途中から普通の6/4拍子になります)

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ビートルズも変拍子

サビが有名過ぎて見過ごされがちなTHE BEATLESの「All You Need Is Love」ですが、冒頭のコーラス部分~Aメロにかけて7+7+8+7です。
これ以外にも、ジョン・レノンが手がけた曲にはリズムにフックの効いた曲が多いです。

1998年最大のヒットシングルの7拍子リフ

ここからは個人的に思い入れのある年代の曲です。
1998年のオリコン年間ランキング1位はGLAYの「誘惑」でした。
162万枚を売り上げた大ヒット7拍子イントロです。

改めて聴くとToshi Nagaiのドラムやっぱうめえなあ!じゃなかった、スネア8拍に続く7+7+7+6でボーカルが入ってくるわけですね(なので厳密には7拍子というのは違うか)。
歌が入ってる部分は基本的に普通の4拍子なんですが、サビが終わった1:59~の7+7+7+9、7+7+7+8からのギターソロに突入!という展開、これがまた良い。
ギターソロ直前にシンコペーションが挟んであるのも絶妙に効いていて、当時中学生だった私は何度聴いても意味が分かりませんでした。

超人気バンドの3枚同時発売シングルの1枚

はい、そしていよいよ曲中でバンバン拍子が変わるやつです。
これまた1998年、「HONEY」「花葬」とあわせて発売されたL'Arc〜en〜Cielの「浸食 〜lose control〜」、一度ちゃんと聴いてみましょう。

イントロからAメロにかけては普通に4拍子ですが、1:27からリズムが変わり、ハイハット2拍のカウントから3+3+3+4を2回繰り返す短い間奏を挟み、サビでは4+4+4+3を2回繰り返してからの3拍子という捻った展開です。
間奏のリズムパターンはアウトロにも登場します。
当時はCDが売れる時代でバンドブームもあったとはいえ、今考えるとこれが90万枚以上売れたのとんでもないですね。

J-POPシーンにおける変拍子

改めて考えてみると、SIAM SHADEの「1/3の純情な感情」(※本家の動画がないのでこちらはAcid Black Cherry公式がアップしているカバー)のギターソロ後半で3拍子になるところ(2:32~)とか、

MALICE MIZERの「ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜」の最初のAメロが7+8+7+8(1:59~)とか、思えば90年代後半のV系ブームの中、ヒットソングには意外と多くの変拍子が隠れていました。

私が当時関心を持っていなかったジャンルや、あまり流行の音楽を聴かなかった時期にも、おそらくこういうものはあったのだろうと思います。
ともかく、J-POPシーンにおいても変拍子はそこかしこに隠れているのです。

そして現在の国内変拍子シーン

変拍子シーンなんてものがあるのか分からないですが、あるとするならその筆頭格はtricotでしょう。
(※なお読み方はトリコットではなくトリコなので注意、私は間違えてました)

ボーカルの中嶋イッキュウはジェニーハイ等でも活躍していますが、そこからtricotの超難解なリズムを駆使する楽曲に触れたらびっくりするのではないでしょうか。
普通の4拍子でも休符の使い方や符割りが絶妙すぎて拍を見失います。
2019年のメジャーデビュー曲「あふれる」からしてコレです(ていうか活動歴けっこう長いからメジャーデビューしてなかったことに驚いた)。

個人的に一番好きな曲がこちらの「E」です。
とりあえずしばらく9拍数えながら聴いてください。
ちなみに正式ドラマーがいない時期の曲なんですが、それを逆手にとってMVの映像も面白いです。

本題

いやーここまでくると変拍子アイドルとかもいそうですね。
いるんですよ。

ここまで読んでくれた人はきっと趣味が合うはずなので付き合ってください。
個人的に以前から推しているゴリゴリ変拍子アイドル、Maison book girlです。

一番好きな曲、「狭い物語」イントロとAメロが7、Bメロが3+3+4、サビで3拍子になります。
特にBメロ終盤、リズムのパターンが崩れてるようで実は崩れてないのがすごい。
いやそんな分析はどうでもいいんですよ、個人的にこの曲の再生数はゼロがひとつ足りないと思ってますからね。

あと最新の「悲しみの子供たち」のMVがめっちゃ良いです。
アニメですが一応グロいのが苦手な人は注意。
こちらはほぼ全編5拍子、Bメロが6+5+6+5、6+5+6+6です。

「ブクガ絶対くるから!下手すりゃPerfumeぐらいくるから!」と小声で言い始めて3年ぐらいになるんですが、残念ながらそこまではくる気配がないんですが、2020年4月29日にベストアルバム「Fiction」が出ます。(追記:6/24に発売延期)
今のうちにこの波に乗っておきましょう。

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というわけで今回の趣旨はベスト盤発売を前にした推しアイドルのステルス推しでした。すいません。
でもここまで読んでくれた方のうちの一定割合には刺さるのではないかと思いたいし、もし刺さったら嬉しいです。
(なお「こういう曲をバンドでやりたいのか?」と言われてもそんな技量はないです。)

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