【エフェクターベーシスト列伝④】Chris Wolstenholme (MUSE)

有名なベーシストが使用している機材について、最近はネットで情報を得られることも多いですが、私が十代の頃はまだインターネットは発展途上でした。
そんな当時、私のようなエフェクター好きベーシストにとって、ベースマガジン等の音楽雑誌の機材紹介コーナーは情報の宝庫だったと言えます。
その中で私が強く興味を持ったベーシストが、MUSEのChris Wolstenholme(クリス・ウォルステンホルム)でした。

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「ロシア製のエレハモだ!」

彼のエフェクターボードには、いずれもロシア製時代のエレハモのBIG MUFF(ファズ)やBASSBALLS(歪み内蔵エンヴェロープフィルター)が並んでいました。

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その機材紹介写真を見た私は、「この人はいったいどんな音楽をやっているんだろう?」というのが気になり、音源を聴いてみたいと考えました。
そして購入したのが、当時の最新作だった2003年の3rdアルバム「Absolution」でした。

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歪んだベースをいかに聴かせるか

このアルバムを聴いて私は、歪みまくっているベースに衝撃を受けたのはもちろんのこと、バンドとしての作曲技法にも大きな影響を受けました。
以前書いた記事でも触れましたが、ベースは歪ませると音が引っ込んでしまうため、歪んだベースの音をしっかり聴かせるには「ギターの低音を出しすぎない」「ベースを目立たせたいパートではギターを抑える」といった工夫が必要になります。

【考察】ベースを歪ませることの難しさ
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MUSEの楽曲は、静と動の対比による壮大な展開が特徴ですが、それによって深く歪んだベースも埋もれることなくしっかり聴こえます。
中でも名曲「Hysteria」(イントロ~Aメロのベースリフが最高!)ではそれが顕著で、ギターの押し引きによってベースの存在感が際立っています。

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エフェクティブな音色のフル活用

また、2001年リリースの2ndアルバム「Origin of Symmetry」収録の「Plug In Baby」では、歪みにピャウピャウというフィルター音が合わさったベースの音が聴けます。
これがBASSBALLSによる音色でしょう。

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この2ndアルバムはファンの間でも人気が高い名盤で、私が一番好きなMUSEの楽曲は、このアルバムの1曲目を飾る「New Born」です。
ベースの話ではないのですが、ギターボーカルのMatthew Bellamy(マシュー・ベラミー)は、KORGのカオスパッドを内蔵したギターでエフェクティブな音色を操り、この曲ではWhammyのピッチベンドをフル活用した「これぞワーミー!」なギターソロを披露しています。
2007年のウェンブリーでのライブを収めた「HAARP」はCDとDVDのセットになっており、初期の名曲が詰まった超オススメの必聴盤なのですが、オフィシャルのYouTubeにこのライブでの「New Born」の映像が上がっていましたので、是非見てみてください(ソロは4:10~)。

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ここしばらくは以前ほど熱心に追いかけていなかったのですが、最近の曲を改めて聴いてみてもやはり唯一無二の独自性を備えたバンドだと感じます。
ベースにエフェクターを使いたいベーシストにとって、色々な面で参考になるバンドと言えるでしょう。

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