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【レビュー】Vivie / CORAL CHOIR

9か月ぶりのエフェクターレビューです。ブログタイトル変えたら?
さて、コーラスは個人的に一定程度のこだわりがあるのですが、先日発売された新製品が気になっていたところ、ベースにめちゃくちゃ良かったです。
私はこのメーカーが全く好きではないので期待しすぎないようにしていたのですが、プラスの先入観が一切ない状態でありながらの高評価です。

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求める「ベース向きのコーラス」

私は基本的に、「ギター用であろうとベース用であろうと良いものは良い」と思っているので、そのあたりの分類はあまり気にしていません。
ただ、コーラスに関しては、機種によってはベースにかけると全然効果が分からないレベルで効きが悪いものがあります。
ギターにかけたら非常に気持ちよく揺れてくれるコーラスであっても、ベースだと揺れがほとんど感じられず、高音域で和音を弾いてようやく「あ、確かにコーラスかかってるわ」と分かったりするのです。

私はエフェクターの回路構成に全く明るくないのですが、おそらくこれは機種ごとの目指すサウンドにより、高音域だけが揺れるのか、全帯域に渡って揺れるのかが違うのだろうと思います。
となれば、「低音域までしっかり揺れるコーラスを選べばベースでも問題なく使えるのでは?」という気がします。

ところが、話はそう簡単ではありません。
あまりにも低音域に音揺れが及んでしまうと音程感が完全に失われてしまい、ほとんどピッチモジュレーションというか、ぐわんぐわん音程がうねる飛び道具的な音になってしまいます。
もちろん好みは人それぞれですが、ベースにコーラスを使ううえでは、「音程が揺れすぎないこと」と「エフェクトがしっかりかかること」がトレードオフになってしまうことがあるのです。

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多相コーラスの選択肢

ここで選択肢になるのが、「揺れないコーラス」「ディメンションコーラス」等と呼ばれる多相コーラスです。
現行で流通しているものだと、BOSSのDimension CFREE THE TONEのTRI AVATARのほか、個人的に気に入っていたOne ControlのDimension Blue Mongerもその一つです。
このタイプのコーラスは深くかけても音揺れ感が少なく、単純に音にキラキラ感を付与するようなエフェクト音(誤解を恐れずに言えば「デジタルコーラスのイメージに近い音」)が得られるため、ベースにも向いていると個人的に考えていますが、これにもベースとの相性はあり、Dimension Cは最近の製品と比較するといまいちでした。

前置きが長くなりましたが、そこで登場したのが今回のCORAL CHOIRです。
コントロールはRATE、DEPTHというコーラス定番のノブと、MIX、そしてDIMENSIONの4つ。
モジュレーションの揺れのスピードと深さ、原音の混ぜ具合を調整できることに加え、このDIMENSIONノブによって、通常の単相コーラスと2相コーラスをシームレスに行き来できます。

このCORAL CHOIR、DIMENSIONを絞り切った素の状態でもけっこう揺れ感が少ないというか、そこそこ低音域まで揺れているわりにはピッチがぐわんぐわんうねる感じは薄い、さわやか系のコーラスです。
そこからDIMENSIONを上げていくと、キラキラ感が強調された重層的なコーラス音が得られます。
これが凄く良い。

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「揺れない」ことのメリットとデメリット

自分は初めて買ったコーラスが内部で2台直結とかいう訳分からんやつだった原体験もあり、揺れないコーラスに親しみがあるというか、「多相コーラスの方が絶対的に優れている」ぐらいの思想です。まあこれは好みの問題です。
しかし、実際に単相コーラスと2相コーラスの中間を微調整してみると、音が揺れることのメリットも浮き出てきました。

ピッチがゆれるというのは、「チューニングがずれていると目立つ」のに近い理屈なのか、音揺れによって音が前に出てくるという副次的な効果が体感できることがあります。
ディメンションコーラスはこの効果が得にくいためか、ONにすると音が引っ込んで聞こえるケースがあります。
しかし、CORAL CHOIRはDIMENSIONコントロールによってこの部分を微調整できることにより、MIXとの合わせ技で、音の存在感ときらびやかさのちょうどいいポイントを探ることができます。

FREE THE TONEのTRI AVATARは3相コーラスだけあってか音の重層感が素晴らしかったのですが、操作性ではCORAL CHOIRに軍配が上がります。
エフェクト音自体も、長年気に入って愛用していたDimension Blue Mongerの煌びやかさには一歩及ばないものの、キラキラ感と太さのバランスが絶妙です。
正直「何かが突出して凄く良い」というわけではないのですが、全てのポイントで及第点を超えてくる印象です。
ベースにおすすめのコーラス部門、これまでのランキングを塗り替えてこいつが優勝かもしれん。

本当に凄いと思っていることを示すための余談

こんなことをわざわざ書く必要がないのは分かったうえで、当レビューが本気の本音であることの証左としてあえて書くのですが、最初にも書いた通り私はこのメーカーが全然好きではありません。
試奏して競合の他社製品より良いと感じたものは今まで一つもなかったですし、以前に所有していたディレイ・リバーブ一体型エフェクターのDolphin Deverbについては過去記事でボロクソに書きました

しかし、このコーラスは本当にベーシストの皆さんに試してほしいです。
Vivieのエフェクターは正直言って見た目のセンスが許し難い製品が多かったのですが、最近はデザインがシンプルにまとまったものが増えており、これも別に全然セーフでしょう。
強いて悪い点を挙げると、ノブがやたらと軽いのでセッティングがずれてしまいやすいかもしれません。
また、スイッチ部分にデジタル制御を採用しているらしい(よくわからない)ので電源に注意が必要かもしれませんが、総じておすすめ度の非常に高いコーラスです。本当に。

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