日本のエフェクターブランド、Vivieの空間系エフェクターです。
ディレイとリバーブの2in1機種です。
ディレイとリバーブ単体、あるいはその両方を同時にかけることができます。
電源はDC9Vアダプター、電池駆動不可。
ぶっちゃけた話
このエフェクター、「ディレイ音にのみリバーブがかかることにより、原音の質感を損なわない」というのが売りでした。
実際ディレイとリバーブを1台でまかなえるのは便利ですし、SNSでユーザーを目にすることも多いです。
ベーシストにもそれなりに人気があるらしく、公式がベースにかけた動画をアップしています。
ただ、私は2015年の発売当初に興味本位で買ってみたこのエフェクターを、ごく短期間で売却してしまいました。
当時先に所有していたEarthQuaker DevicesのDispatch Masterと比較して、優れていると思える部分が全くなかったからです。

コントロールの特徴
コントロールはMix、Deverb、Time、Repeat、LowCutの5つのノブ。
Mixはエフェクトレベルの調整で、原音に対してエフェクト音を足していきます。
Deverbはディレイとリバーブの比率の調整で、反時計回りでディレイ、時計回りでリバーブになります。
Timeはディレイタイム兼プリディレイ、Repeatは残響の長さで、ディレイ・リバーブ両方に効きます。
そして特徴的なのがLowCutで、リバーブ音の低域をカットすることができます。
このローカットに関しては良いアイデアだと思ったのですが、自分のリバーブの使い方だと「不要な部分を削る」というよりは単に残響のナチュラルさが削がれるように感じられてしまい、用途に合いませんでした。
気に入らない点が多すぎた
それだけでなく、原音部分の存在感の残り具合、ディレイ音のクリアさ、リバーブ音の自然さや奥行き感など、空間系エフェクターに求めるあらゆるポイントにおいて(これは大前提として好みの問題ではありますが)ナチュラルに使うにもアンビエント感を出すにもDispatch Masterの完勝でした。
あと、筐体に動物がデザインされたVivieのエフェクターの見た目が好きな人もいるのでしょうが、私は画像で見た時には「まあ大事なのは音だし…」ぐらいだったのが、現物を手にしてみると正直このセンスは持ち歩きたくないレベルのダサさでした。
新型と旧型の違い
ただ、私が所有していたのは最初期のもので、Dolphin Deverbは現時点で2回のバージョンアップを行っています。
2017年にはON/OFF時のスイッチングノイズを軽減する仕様変更が行われ、そして現時点での最新型であるver.2.1では残響の質感も変わっているようです。
Twitterオフィシャルアカウントの発言によると、旧仕様のややウォームな音質に対し、現行のver.2.1は澄んだサウンドとなっており、またリバーブだけでなくディレイにもローカットがかかるようになっているとのこと。
個人的には現行モデルの方が好みの音質なように思われます。
ともあれ、リバーブとディレイを同時使用する方で、既存の空間系エフェクターの残響音について「低音がもたつく」と感じている場合には選択肢の一つとなるのかもしれません。
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