【改造実験】ヘッド落ち改善のためエンドピンを12cm延長した結果

今回、ヘッド落ちが酷いベースをどうにか演奏しやすくするため、エンドピン(ストラップピン)をアホほど長くしてみることにしました。
同じような改造は以前にもやったことがあるのですが、今回テスト段階でTwitterに上げた動画が思っていたよりウケたので、作業の全工程を載せておこうと思います。
※最初に書いておきますが、これを真似して何かあっても一切責任は負えませんので、その点ご了承いただきますようお願いします。

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とにかくヘッド落ちが酷い

今回改造するのは、Ibanezの5弦Talman BassであるTMB35です。

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↑こちらの記事にも書きましたが、このベースはそのボディシェイプやヘッドの重さのためか、ストラップで下げたときのボディバランスがかなり悪いです。
そのうえ、ヘッドには重いペグが5個ついており、対するポプラボディが軽量なこともあって、非常にヘッド落ちが酷い楽器でした。

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軽量ペグに変えるぐらいでは足りない

このようなヘッド落ちの対策としては、軽量ペグへの交換が最も一般的でしょう。
ただ、実験の結果、単純に軽いペグに交換しただけではヘッド落ち軽減の効果が見込めないことが分かりました。

このベースに元々ついているのペグの重量は、1個あたり90.5gです。

これに対し、互換性があるであろうHipshotのUltralite 1/2 Clover Keyの重量は、ネット上での情報で調べた限りでは約55.3gのようです。
5個のペグ全てをウルトラライトに交換した場合、おおよそ176gの軽量化になるはずです。

元々ついているペグが2個で181gですから、ウルトラライトへの交換後にヘッド落ちの状況がどう変化するかは、元々のペグを2つ外すことでほぼ再現できます。
ところが、ペグを2つ外した状態で楽器を構えてみても、その程度ではヘッド落ちが全く改善しなかったのです。

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8cm伸ばすとどうなるかのテスト

さて、私は以前Ibanezの7弦ベースBTBのエンドピンを延長する改造を施したことがあります。

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今回は、それをさらに長くしてやってみることにしました。
そしてこちらが、試験的に手持ちのボルトを軽く埋め込み、「もしエンドピンが8cm伸びるとヘッド落ちがどう変わるか?」というのを実験した動画のツイートです。

ただ、この動画ではバシッと止まっているのですが、実際に楽器を演奏する動作を行うと、まだ多少バランスが悪いと感じてしまいました。
そこで、せっかくなので今回はさらに限界に挑戦してみることにしました。

作業工程

使用したボルト等の径は、前回同様M6。
用意したのは、長さ200mmの六角ボルト(全ねじ)、長さ60mmの高ナット(全ねじ)×2、ボディ側の受け口部分に埋め込む20mmの鬼目ナットと、ストラップを挟む直径20㎜のワッシャーです。
鬼目ナット以外はステンレス製で揃えました。

こういった極端なサイズのボルトやナットはホームセンターでも売っていない場合が多く、近場で見つけられなかったものは楽天で探しました。
高ナットはネジのトミモリ、ボルトはジャパネジで購入しました。
(※ネジのトミモリは品揃えがよく、こちらで全部揃うが、ジャパネジではボルトを1本からバラで買えたので余らせずに済んだ)

これがこうなります。
地下8cm、地上12cmです。

まず、手持ちの5.5mmドリルビットの限界である深さ8cmの穴を開けます。
次に、入り口部分に鬼目ナットを仕込むため、深さ2cmまで8.5mmのドリルで穴を拡張。
そしてここにPタイプ(六角レンチでねじ込む)の鬼目ナットを少量の瞬間接着剤とともに埋め込むのですが、塗装がバキバキに割れちゃった!当たり前だ!

ここはブリッジ側エンドピンの改造でも登場したマニキュアでタッチアップしました。
塗って乾かしてを何度か繰り返し、軽く研磨して、まあこれでいいことにします。

というわけで完成。

改造の結果と結論

まず、効果としては相当なものです。
「ズドーンwwwww」ぐらいの勢いでヘッド落ちしていたことを考えれば、ヘッド落ちはほとんど気にならないレベルになったといえます。

ただ、これは自分でやってビックリしたんですが、これだけやってもヘッド落ちってゼロにはならないんですね。
となれば、強度面の不安を軽減することを考えてもう少し短くする方がいいのでは?という気もしてきます。
やはり当初の予定通り、延長は当初予定の8cm、あるいは高ナット1つで済ませられる6cmぐらいにとどめ、軽量ペグへの交換と併用するのが妥当なやり方なのかもしれません。

【TMB35の改造記録はこちらから】
タグ:TMB35

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