【ベース改造】ストラップピン延長でヘッド落ち対策

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ヘッド落ちを解消する方法として、ホーン側のストラップピンを延長するという方法があることは以前から知っていました。
ただ、「一回り太いネジを使うためにストラップピンの穴をドリルで拡張する」等、素人工作だと厳しい金属加工が含まれていたため、今まで手を出していませんでした。
今回、市販の材料を使って、ある程度の強度でストラップピンを延長する方法を思いつきましたので、記録として残しておきます。

【※注意】楽器改造は大体そうですが、特に今回の改造は完全に後戻りできない不可逆改造であるうえ、強度の保証も全くありませんので、あまり人におすすめできるものではありません。
「こんなことやってる奴がいるのか」程度のものとしてお読みいただければと思います。

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今回使用した金属部品

最初に概要を説明します。
金属部品は極力ステンレス製のものを使うようにしてみました。
近所のホームセンターで手に入らなかったものは、ねじ専門店「ネジのトミモリ」楽天市場店で購入しました。

この写真は、作業前に全てのパーツを仮組みしたものです。
まず、柱となるのはM6ボルトです。
太さ6mm、そして今回長さは105mmのものをチョイスしました。

一番上の部分、ストラップを挟むためにワッシャーを2枚噛ましています。
ワッシャー+ストラップ+ワッシャーで5mm程度の余裕を持たせておきます。
ワッシャーはM6で直径20mmのものを選んでみましたが、これはサイズ要検討です(最後に書きます)。

そして、外部に露出するネジ部分の保護・怪我の防止・強度の向上等を目的として、高ナット(六角ナットのめちゃくちゃ長いやつ)を使用します。これはM6で、長さ50mmです。
こんな長さの高ナットはあまり売られていませんし、あったとしても全ねじ(内部の穴に最初から最後までネジ山が切られている)ではなかったりします。
全ねじではない高ナットを買ってしまうとボルトが貫通しないので、注意が必要です。

そして、ここから先がボディの木部に埋没する部分。
手に入る鬼目ナットで一番長かった20mmのものを使用します。

ボルトは本来、木材に直接ねじ込むようなものではないので、受け部分にこの鬼目ナットを埋め込むわけです。
組み立て式の家具なんかによく使われているやつですね。
この鬼目ナットはPタイプと呼ばれるもので、テーパーがなく、六角レンチでねじ込むタイプです。

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木工作業

まず最初に、5.5mm径×深さ50mmの穴をあけます。
そして、鬼目ナット用にネジ穴の入り口部分を8.5mm径(※これは鬼目ナットの商品仕様に参考下穴径の記載があるので要確認)×深さ20mmに拡張します。
当然ながら電動ドリル必須で、ドリルビットは0.5mm刻みのものが必要になります。

いきなり太い穴をあけるのは禁物なので、細いドリルから始めて徐々に穴を拡張します。
(※BTBはボディシェイプのデザインを優先したホーン形状のせいか、元々ストラップピンがかなり変な角度に生えていたため、元のネジ穴をパテ埋めしたうえ、適切な角度でドリルを当てるべく、正面から見たボディシェイプに影響しないよう注意しながらヤスリでツノを整形しました)
鬼目ナットを埋め込んでいく際は木くずが出ますが、強固に固定するため、鬼目ナットと木部の隙間に瞬間接着剤を適宜流し込み、木くずを巻き込みながら埋め込んでいくのがよいと思います。

なお、鬼目ナットを埋め込んだらいよいよボルトを入れていくわけですが、注意点として作業に入る時点でストラップはワッシャーで挟んでボルトに装着しておく必要があります。
今回の方法は、基本的にストラップの付け外しがしにくい構造であることにご注意ください。

そして最終的にこうなりました。
ホーン先端を削ったことと、想定より高ナットが内部にめり込んだことにより、実質4cm程度のストラップピン延長となりました。

得られた結果

見た目がものすごく悪いのは置いといて、ヘッド落ちはかなり改善しました。
さらに、私は腕が短い(というか体格が小さい)のですが、演奏時に左手(1フレット)が遠く感じるという問題も解消されました。
正直、ヘッド落ちの件よりも「左手が楽になった」という方が体感的な成果としては大きく、今回の改造でかなり快適に演奏できるようになりました。

ただ、強度の保証は全くありません。
おそらく大丈夫だろうとは思いますが、ボルトは本来このように重さを支えるものではないので、せん断方向の強度についてはどうもデータが無いのです。

また、ワッシャーでストラップを挟み込んでボルトを締めてしまうと、基本的にストラップの着脱はできません。
ストラップの穴(切り込み)をギリギリ通るサイズのワッシャーを使えば、ボルトを少し緩めることでストラップの取り外しは一応できますが、そのあたりをどうするかは事前によく検討する必要があります。
というわけで、全くもって人に勧めるような改造ではないものの、個人的には満足のいく結果となりました。

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カテゴリー:楽器本体・パーツ・改造等

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