【レビュー】HOTONE / FURY

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最近すっかり脱線記事が増えていた当ブログ、久々のエフェクターレビューです(すいません)。
今回は、現在既に生産されておらず、新品が流通していないエフェクターになります(すいません)。
HOTONEのミニサイズエフェクターから、ファズの「FURY」です。
電源はDC9Vアダプター、電池駆動不可。

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HOTONE Skyline Seriesについて

HOTONEは中国のエフェクターメーカーで、その中でも「Skyline」シリーズはミニサイズの筐体を採用したエフェクターでした。
中国製のミニサイズエフェクターというと、MOOERとかの「ああ、あのサイズね」というのがすぐにイメージできると思いますが、HOTONEはもっと小さい、超ミニサイズエフェクターとでも言うべきサイズ感が特徴でした。
手持ちのエフェクターで比較するとこんな感じ。

左がよくあるミニサイズ、右が最近入手した中で「ちっちゃ!」と驚いたJOYOのIRONMANシリーズです。
HOTONEも奥側の大きいノブを含めるとJOYOとそんなに変わらないわけですが、とはいえこの筐体の小ささは今見ても結構びっくりですね。
なお、ジャストサイズのゴム足とマジックテープが付属します。

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コントロールの特徴

奥側の大きいノブがFUZZ、歪みの深さの調整です。
エフェクトONでここが光ります。

天面のノブは左がVOLUME、右がTONE。
TONEは一般的なローパスフィルターで、高音域を調整します。
そして、PUSHというスイッチでファズのモードを切り替えます。
このスイッチを押し込むと「コンプレッションが強調される」という説明がされています。

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サウンドの特徴

このファズ、「ビッグマフ系の音」と書かれているサイトを見かけたのですが、確かにローゲイン時のボフボフした歪み感にはマフっぽさがあるものの、TONEの効き方はビッグマフとは違います。
あの「時計回りに回すにつれて高音域を強調するとともに低音域が削られていく」という特徴は持っていません。
ただ、ローミッドあたりの独特の押し出し感には確かにそれっぽい部分もあります。ベースにも向いていると言っていいでしょう。

ベースで弾いている動画がありました。(9:08~)

PUSHスイッチを押すと、ブチブチ感が増すとともに高音域のアタックが攻撃的になり、存在感のある音になります。
ゲーテッドファズのようなバリバリブチブチ加減まではいかず、ノイズが綺麗にバサッと消えるようなことにはならないのですが、そのぶん発音の遅れや意図しない音切れ等は発生しないので、いずれのモードも使いやすいです。

また、私は割りと「歪ませるならアホほど歪ませるべき」みたいな考えの持ち主で、こういう2モード切替できるようなファズだとゲインが高いモードばかりを選びがちなのですが、このFURYに関してはPUSHスイッチを押さない方のモードもかなり気に入っています。
FUZZ・TONEとも絞り気味にし、指の当て方で歪みの深さをコントロールするような用途でも、古めのプログレッシブロック等で使いたくなる系の渋い音が出せます。
「モード切り替えが両方好みにハマる」なんてことは、値段が高いファズでも意外と少ないのです。

以前気に入っていたものの、一度手放したのちに生産が終了してしまっていたのですが、幸運にも安く入手できました。
次回のボード組み換えのときの歪みはこれでいこうと思います。

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