【エフェクターベーシスト列伝③】John Wetton (KING CRIMSON etc.)

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若い頃に身近な年長者から「昔はこんな凄いバンドがいたんだよ!」と大御所バンドをオススメされたとき、素直に「本当だ!最近のバンドばっかり聴いてたけど昔のバンドも凄い!」と感じる人もいるでしょう。
しかし、10代の頃の私は完全に「えー何これ古臭い、別に興味ないしいいや」となってしまうタイプで、1960~70年代に活躍していた「伝説のロックバンド」的なものもあまり好きになれませんでした。
そんな中で数少ない例外だったのがKING CRIMSONでした。

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誰もが知ってる名盤は顔のアレだけど

KING CRIMSONというと、一番有名な曲はおそらく「21st Century Schizoid Man」でしょう。
1stアルバム「In The Court Of The Crimson King」(1969年)収録のこの曲は、CM等で使われたこともあり、あの顔のジャケットと相まって知っている人も多いと思います。
このアルバムではGreg Lakeがベースとボーカルを務めており、そのベースラインは聴きどころ満載です。

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REDのファズに魅せられて

ですが、私が個人的に最も影響を受けたKING CRIMSONのアルバムは、1974年にリリースされた7枚目のアルバム「RED」でした。
1曲目のタイトルトラック「Red」の目まぐるしい変拍子と、奇想天外なメロディ、そしてバリバリと強烈に歪んだ音でギターとユニゾンするベースは、10代当時の私にとってあまりに衝撃的でした。

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このアルバムでベースを弾いていたのが、U.K.やASIAでの活動でも知られるJohn Wetton(ジョン・ウェットン)です。

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ファズワウという凶器

彼はJENのDouble Soundというファズ内蔵ワウを使用していたことが知られています。
そのDouble Soundは、ワウペダルにファズのON/OFFスイッチがついているだけの代物で、ファズの音色コントロールは一切できないのですが、そこからあの歪みサウンドが出ていたようです。
ベースで使用している動画は見つかりませんでしたが、ギターで弾いているこの動画を見ると、確かにあの音に近いものを感じますね。

「太陽と戦慄」の邦題でも知られる1973年のアルバム「LARKS' TONGUES IN ASPIC」の1曲目、「Larks' Tongues In Aspic Part I」では、そのワウ機能も含めて使用していると思われる音色が聴けます。(3:44~)

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また、1stアルバムにおけるGreg Lakeと同様、Johnはベースだけでなくボーカルも務めています。
「RED」のラストを飾る楽曲「Starless」は、私がKING CRIMSONの楽曲の中で一番好きな曲です。
スターレス高嶋こと高嶋政宏がこの曲を大好きなことでも有名ですが、絶妙なピッキングタッチで歪みの深さを操るJohnのベースが素晴らしいのはもちろんのこと、不穏なギターソロに続く怒涛のサックスソロ、そしてなだれ込むようなエンディングまで含め、プログレッシブロックを体現する名曲だと思います。

YESやPINK FLOYD、EL&Pといった他のプログレバンドも今では好きですが、やはり私にとってプログレというとKING CRINMSONになってしまいます。
それは、John Wettonのベースがあまりにも衝撃的だったからに他なりません。
出会ってから20年、発表から50年近くたった現在でも、彼の演奏には何度も聴きたくなる魅力があるのです。

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