MXRのベース用コーラス/フランジャーです。
MXRが展開しているベース用エフェクター、Bass Innovationsシリーズのひとつです。
ただこの機種、他の同シリーズ製品とはちょっと異なる癖が強いエフェクターでした。
Bass Innovationsシリーズについて
MXRのベース用エフェクターについてはこれ以前にもいくつか使ってきましたが、いずれも極めて優等生的な音色で、とても扱いやすいエフェクターでした。


ところが、「コーラスもきっと使い勝手がいいに違いない」と楽器店で試奏してみると、軽くかけたときは薄味すぎる感じで、逆に強めにかけるとピッチのうねりがきつすぎ、自分好みの音ではありませんでした。
「なら買うなよ」という話なんですが、「いや、MXRのこのシリーズは幅広い音作りができるに違いない、色々音作りを試しているうちに自分好みのポイントが見つかるはずだ」と考えた私は、結局そのまま購入しました。
音色とコントロールの特徴
オフィシャル動画はこちら。0:26~0:48の部分を聴いていただければ、軽くかけたときの薄味具合が伝わるでしょうか。
コントロールはBASS、TREBLE、INTENSITY、RATE、WIDTHの5つのノブと、X-OVER、FLANGERの2つのスイッチ。
BASSとTREBLEはエフェクト音に効くイコライザーです。
そして、説明書ではINTENSITYが「深さ」、RATEが「スピード」、WIDTHが「スイープレンジ」となっているんですが、感覚としてはINTENSITYは原音とエフェクト音のミックスを思わせるような効き方(※違うかも)で、RATEはうねりのスピード、WIDTHがうねりの深さ、という感じでした。
X-OVERボタンをONにすると低音域にコーラスがかからず、高音域だけにかかります。
低音の音程感を損なわずにコーラスをかけることができるので、強くかけても低音がぼやけません。
BOSSのCEB-3 Bass Chorusにも同じような機能がありますね。
また、FLANGERボタンをONにすると、フランジャーとしても使うことができます。
私はフランジャーはあまり使わないのですが、なかなかエグい効きで面白いな、と思いました。
ハマる人にはハマるかも
TREBLEを上げることでコーラス特有のキラキラ感を強調することができますし、音作りの幅は確かに広いのですが、自分の好みドンピシャの音は結局作れませんでした。
まあ、もしかしたら私が使いこなせなかっただけかもしれません。
ただ、太くうねるベース用のアナログコーラスを探している人にはおそらくぴったりだと思いますし、ベース用にフランジャーを探している方にもおすすめできると思います。
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