ミニサイズよりもっと小さい超小型エフェクターの話

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このブログでは、主に私が過去に購入して使ってきたエフェクターについて紹介しつつ、最近買ったものについて時々レビューしたり、楽器の改造記録を書いたりしていましたが、最近は個人的な事情により更新が滞っています。
定期的にチェックしてくださっている方もいらっしゃいますし、私自身、昔持っていたエフェクターのネタを消化したいのもあるので、今回はそのあたりを兼ねて「いわゆるミニサイズエフェクターよりももっと小さい『超ミニサイズエフェクター』とでも呼ぶべき商品」に関する情報を可能な範囲でまとめてみようと思います。

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いわゆる「ミニサイズ」のエフェクター

ミニサイズエフェクターのはしりが何か、というのは人によって捉え方が異なると思いますが、エフェクター歴が長い人にはKeeleyのルーパーを想起する人が多いのではないかと思います。
ルーパーといっても演奏を録音・再生するものではなく、1ループのセレクターの方ですね。
のちにLEDは1つにリニューアルされますが、「dry」と「fx」2つのLEDを備えたあのルックスがやはり強く印象に残っています。

また、そういうものではなく実際に音を変える「エフェクター」でいうと、個人的に思い浮かぶのはMalekkoのOmicron Seriesです。
ミニサイズの筐体のギリギリ端に2つのノブを配置し、バーコードの柄を大きく配したポップなデザインは、10年以上経った今考えても独創的です。
過去記事で紹介したスローギア系のA.Dに加え、コーラスとファズ、エンヴェロープフィルターの計4台を所有していました。

【レビュー】MALEKKO / A.D
スローギア系というか、いわゆるボリュームスウェルのエフェクターです。 かつてMALEKKOが販売していたミニサイズのエフェクターラインナップ、Omicron Seriesの一台です。 現在は既に流通していないようです。 電源はDC9Vアダプ...

(本家のデザインに対してパチモン中華エフェクターのセンスの無いことよ↓)

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しかし、現在に至るミニサイズエフェクターの一般化に大きく貢献したのは、大量生産により様々な製品群を世に送り出したMOOERなのではないかと思います。
MOOERのやり方を好ましく思わない方は多いでしょうし、エレハモのエフェクターのプログラムを丸パクリしたのがバレて敗訴したという話も記憶に新しいですが、ミニサイズエフェクターがこれだけメジャーなものになったことへの貢献度は無視できません。
こちらも過去記事で紹介したTriangle BuffやAna Echoに加え、リバーブのShim Verb、ハイゲインディストーションのRage Machine、ピッチシフターのPitch Box、チューブスクリーマー系のGreen Mileを所有していました(単独で記事に書かなかったこれらはベースに使うには全くもってイマイチでした)。

【レビュー】MOOER / TRIANGLE BUFF
ミニサイズのビッグマフ系エフェクターです。 2014年購入に購入しましたが、発売された当時、これはエフェクター愛好家に結構な衝撃を与えていたと思います。 当時はまだまだミニサイズエフェクターが珍しかったのです。
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ミニサイズよりもっと小さいエフェクター

で、そういったいわゆる「ミニサイズ」よりもさらに小さいエフェクターも存在します。
個人的にその存在を初めて知ったのは、HOTONEのSkylineシリーズです。
顔をイメージさせるノブ配置に加え、大きいノブを奥側に配するというアイデアは、既存のエフェクターにはないデザインセンスでした。
ファズのFURYに加え、ディレイのEKOやテープエコー風のTAPE EKO(音の消え方が良かった!)、独特な操作感のWALLY LOOPER、ディストーションのDJENTを所有していました。

【レビュー】HOTONE / FURY
最近すっかり脱線記事が増えていた当ブログ、久々のエフェクターレビューです(すいません)。 今回は、現在既に生産されておらず、新品が流通していないエフェクターになります(すいません)。 HOTONEのミニサイズエフェクターから、ファズの「FU...

Mooerのミニサイズエフェクターが横42mm×奥行き93.5mmというサイズなのに対し、HOTONE Skyline Seriesは横44mm×奥行き74mmと、2cm近く縦に小さいサイズ感となっており、さらにDCジャックが側面に配置されていることもあって、ギチギチ詰めエフェクターボードへの配置には大きなアドバンテージがありました。
残念ながら、既に新品は流通していません。

そして、この記事を書いている時点で新品流通している超ミニサイズエフェクターが、JOYOのIronmanシリーズです。
そのサイズは横43mm×奥行き73mmとなっており、これまた驚きの小ささです。
こちらもDCジャックが側面に配置されており、不必要に面積を取りません。
ただ、このシリーズも既に流通量が少なくなってきているので、欲しい方は早めに入手したほうがよさそうです。

【レビュー】JOYO / JF-317 Space Verb
中国のエフェクターメーカー、JOYOのミニサイズリバーブです。 電源はDC9Vアダプター、電池駆動不可。 先に結論から書きますが、「中華安エフェクターにしては」とかいう前置き抜きにかなり良いです。
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サイズを語るうえで重要なこと

超ミニサイズのエフェクターと言うと、日本のALBITが発売していたSkullシリーズも思い浮かびます。
しかし、あれは筐体こそ非常に小さいものの、側面に配置したノブや奥側に飛び出したジャックを含めると、サイズは横92mm×奥行き46mmとなり、結局Mooer等と変わらないサイズになります。

小さいエフェクターボードに数を詰め込みたい等の理由でサイズ重視でエフェクターを選ぶなら、このようなパッと見て小さいエフェクターにも目が行きます。
しかし、実際にはカタログ上のサイズ数値に加えて「DCジャックがどこに配置されているか」なども重要です。
Mooer等、多くのミニサイズエフェクターは奥側にDCジャックがあるがために、どれだけ工夫してもスペック以上に面積をとります。
また、他のエフェクターとの兼ね合いで「インプット/アウトプットのジャックが左右のどの位置に配置されているか」といった点も重要になります。

そして、「一応」というにはあまりにも本末転倒ですが、操作性ももちろん重要です。
例えばMooerのSpark Seriesは横60mm×奥行き62mmというサイズを実現しており、奥側に全てのジャックやノブを配置することで省スペースに成功していましたが、現物を触ったことがあるのですがあまりにも調整しにくすぎて全然ダメでした。

パズルのようにエフェクターボードの隙間を無駄なく埋めていくのは楽しいですが、何を重視するかという本分は心に留めておきたいところです。

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