【レビュー】Electro Harmonix / PITCH FORK

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今回はエレハモのピッチシフターです。
「小型版ワーミー」とでも言うべき機能が、MXRサイズの筐体に詰め込まれています。
DC9Vアダプターが付属していますが、電池駆動も可能です。

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コントロールの特徴

機能面では、Digitechの本家ワーミーにかなり近いことができます。

【比較レビュー】DigiTech Bass WhammyとWhammy 5
今回はペダルピッチシフターの代表格、思春期の憧れだったワーミーです。 英語の発音は「ワミー」の方が近い、というのはもはや有名な話ですかね。 電源はDC9Vアダプター(※専用アダプター付属)、電池駆動不可。

コントロールは、まず原音とエフェクト音のブレンドを調整するBLENDノブ。
ドライ音100%にも、エフェクト音100%にもセッティングできます。
エフェクト音だけが鳴るようにすれば、エフェクターをONにすることで音程が一気に変わるような使い方もできますし、ドライ音とエフェクト音が両方鳴るような設定にすれば、原音にハーモニーを加えることも可能です。

もう1つは、「原音に対し何度の音を出すか」を選択するSHIFTセレクターです。
デチューン、マイナー2度、メジャー2度、メジャー3度、4度、5度、メジャー6度、マイナー7度、1オクターブ、2オクターブ、3オクターブの11種類から選ぶことができます。
3オクターブってなかなか無いですよ。

SHIFTで選んだ音を原音の上に加えるか、原音の下に加えるか、あるいは上下両方の音を加えるかは、ミニスイッチの切り替えで選択できます。
さらに、フットスイッチのラッチ(一度踏んだらON、もう一度踏んだらOFF)とモメンタリー(踏んでいる間だけONで足を離すとOFFになる、いわゆるアンラッチ)を選択することもできます。
これらのコントロールによって、原音に上下オクターブの音を加えた重厚なオクターバーとしてオルガンのような音を出すこともできますし、踏んだ瞬間だけ3オクターブ上の音を出すトリッキーな奏法等、様々な使い方が可能です。

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ベースに使えるか

で、このPITCH FORKですが、ベースでも結構いい感じに使えます。
ベースで弾いている動画があったので、まずはこちらをご覧ください。

ポリフォニック(和音検出可能)のデジタルピッチシフターということもあり、エフェクトONのときは弾いてから音が出るまでに若干のレイテンシー(発音の遅れ)がどうしても発生してしまいます。
ワーミーのCLASSICモード(単音しか検出できないが反応が速いモード)と比べると、やや発音が遅いと感じます。

とは言うものの、同じワーミーのCHORDSモード(和音検出できるモード)と比較してみると、このPITCH FORKはかなり発音が速いです。
また、ピッチ検出能力も高く、若干弾き方にコツが必要なものの、ベースの低音域でもしっかり検出してくれます。

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ペダルピッチベンドも可能

さらに、エクスプレッションペダルを接続することで、ワーミーと同じように、ペダルの踏み込み具合でピッチを上下させることができるようになります。
私はRolandの定番エクスプレッションペダルであるEV-5を使っていました。
そして、出荷時のデフォルト状態だと「フットスイッチを踏んだ瞬間に一気にピッチが変わり、足を離すとすぐに元の音程に戻る」というような挙動なのですが、実は特殊な操作(ややこしいので代理店サイトから取説を見てください)によって、「踏んでからピッチが変わりきるまで」と「足を離してから元に戻るまで」の時間(グリッサンドレート)を最長で2秒まで伸ばすことも可能です。

以上、エフェクターボードに余裕がない方のためのワーミー代替機にとどまらず、それ以上の働きをしてくれる飛び道具エフェクターです。
実際、私はこれを買ってからはBass Whammyを使わなくなってしまいました。
ベース用のオクターバー・ピッチシフターを探している人にとって、候補に入れるべきエフェクターだと思います。

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