【試奏レビュー】TC Electronic / SpectraDrive

このブログでは、基本的に私が実際に購入したものについて紹介しています。
ただ、今回プリアンプの買い替えのために色々と試奏した中で印象に残ったものについて書こうとしたところ、かなりのボリュームになってしまったので個別記事にします。
今回は、試奏する前の段階で購入の大本命だった、TC Electronic初のベース用プリアンプです。

スポンサーリンク

コンプの機能

このプリアンプには、TC Electronicのコンプレッサー、SpectraCompが内蔵されています。
SpectraCompはノブが1つしかないミニサイズのコンプですが、TCお得意のTonePrint機能により、Nathan EastやMelvin Lee Davisといった著名なベーシストによるプリセットを含む、38種類ものコンプ(※本記事作成時点)を入れ替えることができます。

デフォルトのコンプはややドンシャリ気味で、効きは分かりやすいものの好みが分かれそうな感じでしたが、こちらの動画でいくつかのTonePrintの音色を聴くことができます。いやー便利。

スポンサーリンク

コントロールの特徴

で、このコンプに、BONAFIDE BUFFER同等のバッファーと、プリアンプ機能、歪みチャンネルを加え、さらにAUX INやヘッドホンアウトまで備えたのがこのSpectraDriveです。
コントロールは、SPECTRACOMPのノブのほか、入力ゲインを調整するGAIN、音量を調整するLEVELと、BASS、LO-MID、HI-MID、TREBLEの4バンドEQ。
歪みはDRIVEのフットスイッチでON/OFF可能で、TUBEDRIVEのノブで歪みの音量を調節できます。

イコライザーですが、カットとブーストで周波数帯が変わるという仕様になっています。
BASSはカットが50Hzでブーストが80Hz、LO-MIDはカットが200Hzでブーストが160Hz、HI-MIDはカットが630Hzでブーストが800Hz、そしてTREBLEはカットが1800Hzでブーストが2800Hzとなっているようです。
ローミッドの周波数帯が私の好みとは違いましたが、直感的にイコライジングの押し引きがしやすく、非常によく考えられていると感じました。

スポンサーリンク

DRIVEチャンネルの難点

ただ、問題だったのが歪みです。
このDRIVEチャンネル、デフォルトだとチューブ風というかハードロック系というか、「古き良きサウンド」という言葉が似合うような渋いディストーションです。

この歪みもコンプ同様にTonePrintで着せ替え可能なのですが、この歪みチャンネルの調整が実質TUBEDRIVEのノブ1つ、すなわち音量だけなのです。
一応GAINノブで歪みの深さを調整することはできるのですが、GAINには歪みOFF時の入力ゲイン調整としての役割があるので、歪み音の調整のためだけにGAINを動かすのは避けたいところ。
となると、歪みチャンネルでは結局音量の調整しかできないということになります。

TonePrintの機能を活用すれば好みのセッティングは可能なのでしょうが、ライブ等でクリーン音をバッチリセッティングした後に、エフェクター本体で歪みの音作りを微調整するのは難しいだろうと考えざるをえず、完全にこれを買うつもりで楽器店に行ったのですが、購入には至りませんでした。
ただ、4バンドEQのプリアンプとしてはコンパクトですし、歪みを別途好みのエフェクターに任せる前提なら使い勝手は相当いいです。
自宅練習にも便利そうなので、ベース用プリアンプの有力な選択肢のひとつになるかと思います。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

コメント

  1. OverDriver より:

    本機をヘッドフォンアンプ代わりにして練習に使おうと思いSpectraDriveを購入した者です。
    しかし、AUX INに他プレイヤーからのケーブルを接続したところ、ヘッドフォン出力からとんでもないノイズが聴こえます。
    試行錯誤したところ、OUT端子に楽器用シールドケーブルを接続し、更にそのシールドケーブルを他のアンプに接続すると、ヘッドフォン出力からのノイズが消えました。
    これでは、自宅練習用の単体のヘッドフォンアンプとしては使いづらいと言えます。
    私は、貴殿のレビューを読み納得したうえで本機を購入したのですが、本機は単体のヘッドフォンアンプの代わりにはならない、ということを公表したいと考えて投稿致しました。

  2. OverDriver より:

    先ほど投稿した者です。
    どうも、SpectraDriveのAUX INに接続した機器がまずかったようです。

    私は今までPCを音楽プレイヤーとして使い、ヘッドフォンアンプのBIGHEADのAUX INにPCの出力を接続して使用してきましたが、BIGHEADのノイズ耐性が強かったということのようです。

    今回、SpectraDriveのAUX INにPCの出力を入れると、SpectraDriveのヘッドフォン出力からノイズが出ましたが、PCの代わりにポータブルプレイヤー(ウォークマンやスマートフォン)の出力を接続したところ、ノイズは発生しませんでした。
    普通の音楽プレイヤーを接続するぶんには問題はないと思われます。

    早とちりをして申し訳なく存じます。

    • bassfx管理人 より:

      いえいえ!詳細なコメントありがとうございます。
      本記事は試奏のみで書いたものでしたので、購入された方からのご指摘はありがたいです。

タイトルとURLをコピーしました