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TAMAのパーツで小型・超軽量のスプラッシュアタッチメントを考案した話

過去にやっていたブログでそれなりに評判のよかった記事があったので、当時のことを思い出しつつ記録を残しておこうと思います。
数年前にバンドで(なぜか)ドラムを叩いていた時期に試行錯誤した、スプラッシュシンバルのアタッチメントをいかに小さく軽く持ち運びを楽にするかという話です。
※当時の画像が見つからなかったため、実際のセッティング写真がない点ご容赦ください。

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TAMAはとにかくハードウェアが便利

自分はXから音楽に入ったクチということもあって、ドラムメーカーは昔からTAMA派です。
それを抜きにしてもハードウェアの使い勝手はTAMAが一番だと思っていて、ペダルの調整機構なんかに関してもTAMAが一番好みなんですが、何より好きなのがワンタッチでシンバルを着脱できる「クイックセットシンバルメイト」、QC8です。
最近はスタジオのシンバル固定もこれだったりしますが、昔はシンバル着脱のために蝶ネジをぐるぐる回すのが当たり前だったことを考えると、このQC8は非常に便利なわけです。

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スプラッシュアタッチメントの代表格「MCA63EN」

さて、ドラムセットにスプラッシュシンバルを追加したいときに使うアタッチメントとして長年人気があるのが、TAMAのMCA63ENです。
十分な調整幅があることに加え、シンバルスタンドに噛ますのが簡単なクランプの機構など、他メーカーの類似商品と比較してもその使い勝手は抜群です。
先ほどのQC8によるシンバル固定の手軽さもあって、セッティングにかかる時間はごく短く済みます。

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当時の私は10インチと8インチの2枚のスプラッシュシンバルを持ち歩いていたので、このMCA63ENに、さらにCYA5Eというアタッチメントを組み合わせ、2枚のスプラッシュを並べてセッティングしていました。

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これはTAMAのカタログ等にも昔から載っている手法で、こちらの動画の1:26あたりでも登場します。
(動画ではCYA5Eを2つ追加することで計3枚のシンバルを並べています)

ただ、このMCA63ENにはデメリットもあります。
意外とでかいし結構重いのです。
いや、そりゃまあシンバルスタンドと比べれば遥かに手軽なのですが、「基本的にはスタジオやライブハウスのドラムセットをそのまま使うけど、アクセントとしてスプラッシュシンバルを2枚ぐらい追加しよう。それぐらいなら荷物も少しで済むでしょ、俺本業ドラマーじゃないし」という考えだったので、この重たいアタッチメントを持ち運ぶのは本末転倒でした。

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代替案1:クラッシュやライドの上にスプラッシュを設置する

スプラッシュシンバルを追加するには、クラッシュやライドの上にスプラッシュを設置するという方法もあります。
この場合は、シンバルスタッカーというアタッチメントを使います。
TAMAからも、CSA15CSA25というシンバルスタッカーが発売されています。

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ただ、これは運搬には便利なものの、自分の用途だとスプラッシュが遠すぎてダメでした。
このようなスタッカーを使わず、逆向きにしたスプラッシュを直接ライド等の上に乗せるという方法もありますが、それも自分の叩き方には合いませんでした。

代替案2:ハイハットの上にスプラッシュを設置する

その他の方法として、ハイハットクラッチを一つ追加し、ハイハットシンバルの上にスプラッシュを設置するというのも試しました。
ただ、これは手軽な一方、クラッチとスプラッシュシンバルの重さによって左足でのハイハットペダルの操作感がかなり変わってしまい、違和感が大きいのがデメリットでした。

なお、TAMAはこれ用のHat Stack CSH5という製品も出しています。

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これなら重量はそこまで問題にならないかもしれませんが、「ハイハットを叩くときにスプラッシュが邪魔」というのは正直あります。
個人的にはやっぱりタムの上あたりにスプラッシュがあるのが叩きやすいんですよね。

LPの「Splash Claw」

で、「タムの上にスプラッシュを置けて、かつ持ち運びが楽なアタッチメントはないか?」と考えていた折に存在を知ったのが、LP(Latin Percussion)のSplash Clawでした。
クロー(爪)の名の通り、タム等のフープをつかんで固定するような仕組みになっており、本体部分は小型軽量で、「これこそが求めていたものだ!」と当時の私はさっそく購入しました。

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しかし、このClawにも欠点がありました。
まず、シンバルを固定する蝶ネジの径がドラムメーカーの製品と違うため、TAMAのQC8が流用できず、シンバル着脱の際には毎回ネジをぐるぐる回す必要がありました。

そして、通販で買ったので現物を見てから気付いたのですが、シンバルをつけるロッド(というのかな、金属棒の部分)がこれまた意外とでかくてかさばるのです。
このZ字型に折れ曲がったロッドはちょっとしたケースには収納できず、Splash Clawを2つ購入した結果、私はこの金属棒2本を大きめのトートバッグに入れ、ガチャガチャいわせながら持ち運ぶ羽目になりました。思ってたんと違う!

LP ClawとTAMA LCYEの合わせ技という大発見

そんなある日、LP Clawの爪部分とTAMA CYA5Eのシンバルをつけるロッド部分を見ていて、ふと気付きました。
これ入るんじゃない?

実際の写真が残っていないので、どういうことかというのは当時の私のブログを見て連絡をくださったGood Sound Maker さんのブログの写真をご覧いただければと思います。
サイズはギリギリですし、頑強に固定できるとは言い難いうえ、正直セッティングの調整幅も狭いです。
しかし、これでまさに超小型スプラッシュシンバルアタッチメントとでも言うべきものが完成したわけです。

この短いロッド部分はLCYEという名称で販売されているので、単品購入が可能です。

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TAMAからタムに取り付けられるアタッチメントが出てるけど…

私がドラムを叩くことがなくなってからしばらくして、TAMAからフープに取り付け可能なHoop Grip MC8というアタッチメントが発売されました。
これぞまさにあの頃欲しかったもの!という感じだったので実際に購入してみたのですが、これはフープへの取り付けが手ではできないんですよね。
チューニングキーが必要になります。

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ただ、TAMAのこの「きっちり固定できる安心感」とLP Clawの「手で固定できる手軽さ」はトレードオフで、どちらを重視するかという話になると思います。
このMC8はZCYE(ショートタイプ)ZCYEL(ロングタイプ)といったZ字型ロッドと組み合わせて使うようになっているため、短いL字型のLCYEと比べるとかさばるものの、セッティングの自由度も高いです。

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というわけで、ドラムハードウェアも進歩してるなあと感じつつも、当時考えたClaw + LCYEというのは今なおなかなか悪くないアイデアだと思うので、興味のある方は試していただければと思います。
※とはいえ別メーカー製品同士の組み合わせなので、やってみる場合は自己責任ということでよろしくお願いします。

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