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【6弦ベース改造⑨】Luminlayのドットを指板表面に埋める

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フレットレスの指板には本来ならLuminlayのフレットラインを使いたいところでしたが、加工が大変な上に高いので、今回は指板サイド用のドットポジションマークを指板表面にも使うことにしました。
作業が比較的楽なだけでなく、金額的にもかなり安く上がります。
ちょうどいいタイミングで配置のアイデアも得ることができたので、それについても実践してみました。

※改造の記録はタグ「SR306改造記」でまとめています。
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2.5mmサイズを使用

Luminlayのドット素材は、0.5mm刻みで様々なサイズがラインナップされています。
以前持っていたBTBでは、指板サイドに3mm径のものを使いました。

ただ、大きくなれば視認性は良くなるものの、作業の難易度は上がります。
指板側面の厚みも考慮しなければなりません。

そのため、今回は3mmよりも一回り小さい2.5mmのものを使うことにしました。
元々のポジションマークが2mmだったので、2.5mmでも見やすさは十分です。

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指板サイドの作業

慣れたもんなのでサクサクいきましょう。
元々の指板サイドのポジションマークは以前の作業でウォルナット丸棒で埋めています(赤矢印の箇所)。
新たなポジションマークはフレットラインと同じ位置に入れていきます。

下穴を開けてから、2.5mmのドリルで深さ2mm強程度の穴を掘りました。
(※3〜4mmが推奨されていますが材料をケチりました)
任意の深さに穴を開けたい時は、マスキングテープを目印にするのが楽です。

少量のゼリー状瞬間接着剤を流し込んだら、Luminlayの丸棒を打ち込んでいきます。

このあとはみ出した部分を削って均せば指板サイドは完成です。

なお、Luminlayには緑と青がありますが、緑にしました。
最大輝度は完全に緑の勝ちで、発光の持続時間では青が勝るとのことです。
青く光るのも好きなのですが、「薄暗いところでわずかな光を吸ってぼんやり光るのが持続する」という点では緑の方が優れていると感じたので、演奏性の面で緑の方が好みなのです。

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どこに穴を開けるか?

続いて指板表面の作業です。
ポジションマークの配置は、以前所有していたNS Designのアップライトベースから着想を得て、指板全面に渡ってドットを打とうと決めていました。
それに加え、ちょうどいいタイミングでイタリアの名手Dominic Forest Lapointeが新しいベースの写真をアップしているのを知りました。ちょっとそれを見てください。

(引用元:Instagram

【※参考↓】

フレットレスデスメタルベーシスト列伝
このブログのカテゴリー「ベーシスト紹介」では、エフェクターの使用に着目し、私が影響を受けたベーシストを「エフェクターベーシスト列伝」と称して紹介してきましたが、今回はちょっと脱線して番外編です。 私自身がデスメタルバンドでフレットレスベース...

このベースは左利き用なので、ちょっとわかりやすいように画像を反転したうえで拡大してみましょう。
フレットライン(黄色の線を引いたところ)ジャストの位置ではなく、ちょっとヘッド寄りにポジションマークが打ってあるのが分かります。

これがすごく理にかなっていて、フレットレスってフレットラインちょうどの位置を押さえると音程が若干シャープしてしまうんですね。
指の腹がフレットの位置よりもブリッジ寄りに達してしまうので。
なので、指の中央で押さえる位置はフレットの(自分から見て)少し左が適切です。
これを取り入れることにしました。

また、見た目のデザインだけで言えば弦と弦の真ん中にドットが打ってある方がよさそうですが、「太い弦に隠れてポジションマークが見えない」というのでは意味がありません(時々そういう楽器が本当にある)。
これについては、マスキングテープに点を打って、どの位置なら見えるかを検証しました。
分かりにくいですが、弦と弦の間の低音弦寄りが緑、中央が赤、高音弦寄りが青です。

結果、全ポジションで青の点(高音弦寄り)が一番ちゃんと視認できたので、穴を開ける位置も決まりました。
弦を張った状態で目打ちで位置決めをしてから、弦を外し、ドリルで穴を開けていきます。

全部で54個

というわけで完成です。

実際にはやすりがけの作業があったんですが、そのへんの作業は隙間時間に少しずつ進めていたので写真が全然ありません。
まあ前にフレットを抜いた時同様、極力指板そのものを削らないように全体をサンディングし、いつものOIL GELを塗って仕上げただけです。
指板表面に40個、指板サイドの14個(※1フレットと27フレットにも打ったため)を合わせて54個分のドットを打ち込んだことになります。
Luminlayの素材は3本で足りました。ケチらなかったら足りたか分かりません。

では電気を消してみましょう。

バッチリです。
27フレット相当の指板がこのように光っているのはなかなか壮観です。

これでひとまず指板周りは終了。
演奏性に問題があると感じたら指板修正に出すかもしれませんが、予算の都合でそれは後回しにします。

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