【6弦ベース】Ibanez SR306改造記録まとめ

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長期間に渡った6弦ベースの改造ですが、その記録をようやく全て書き上げることができました。
大半をDIYで進めたことでなかなか時間が取れなかったことに加え、予算の制約もありましたし、何より技術面でかなり拙い箇所が多いのですが、最終的にはイメージに近いものが出来上がったと思います。
ブログでの記録も随分細かく分かれてしまったので、総集編としてまとめておきます。
(※記事の掲載順と一部異なる部分があります。)

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改造したベース

まずは楽器本体の紹介です。
Ibanezの定番モデルであるSRの6弦ベース。
中国製の最廉価ラインであるGio Ibanezを除けば、Ibanezのラインナップの中で一番安い6弦ベースとなります。

【低価格6弦ベース】Ibanez / SR306EB
昨年、諸事情によりほぼ全ての音楽機材を売却してしまったのですが、今回幸いにも中古の6弦ベースをかなり安く入手することができました。 やっぱり手元に楽器が1本もないのは精神衛生上よくないですね。ただでさえ下手糞なのがさらに悪化したのもよくない...
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簡易的な改造

まず、個人的に必須となる簡単な部分に手を加えました。
座って楽器を弾く際の安定性向上のために、私は必ずギターやベースに滑り止めを貼っています。
これは抵抗のある人もいると思いますが、本当におすすめです。

【6弦ベース改造①】足と胸に当たる部分に滑り止めを貼って安定性向上
IbanezのSoundGear(SR)シリーズと言えば、Ibanezのベースにおける看板モデルであり、エレキベースの定番機種のひとつと言えるでしょう。 私自身、初めて購入したエレキベースがSRだったので、SRには思い入れがあります。 しか...

そして自分にとっての大定番、ブリッジ側のストラップピンを2つに増設し、立てかけたときの安定性を確保します。

【6弦ベース改造②】ブリッジ側のストラップピンを増設して自立可能に
Ibanezの6弦ベース、SR306の不満な部分を解消するため、改造を加えていきます。 今回はいつもやっている、ストラップピン(エンドピン)の増設です。 簡単な手間で大きな恩恵があるので、楽器いじりに抵抗がない人には是非一度試していただきた...
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回路関係の改造

続いてピックアップやコントロールに関する改造です。
まず、フロントピックアップを撤去、そして内蔵プリアンプも外してパッシブ化しました。
さらに、アウトプットジャックをボディトップ面に移設しています。

【6弦ベース改造③】プリアンプ撤去、1ハムパッシブ化
安く入手した6弦ベース、Ibanez SR306の改造記録です。 アクティブ回路のベースをシンプルなパッシブに変え、ピックアップをリアだけにし、アウトプットジャックの移設も行いました。 なお、今回は苦手な電気系統の改造につき、自力でやったわ...

その後、探していたピックアップが中古で手に入ったのでピックアップも交換。

【6弦ベース改造⑤】ピックアップをLACE Alumitoneに交換
前回のパッシブ化・1PU化で電装関係の改造は終了のつもりだったのですが、LACEのAlumitone Bass Barピックアップが安く入手できたので交換することにしました。 軽いピックアップに交換した結果として、さらなる軽量化に成功しまし...

ただ、これらの改造による弊害も顕著になります。
2つあったピックアップを1つにしたうえ、交換後のピックアップはLACEの超軽量なもの。
さらに、プリアンプや電池も外したことでボディ側がかなり軽くなり、ただでさえヘッド落ちしやすいのがさらに酷くなってしまいました。

ペグ交換

今回の改造のハイライトだったのがペグの交換です。

6個あるペグのうち、高音弦側の2つのペグにはGOTOHのギター用ロックペグ、マグナムロックを採用。
ペグボタンを樹脂でオーダーしたことにより、ベース用ペグでは100%不可能な領域まで軽くすることができました。

【6弦ベース改造⑥】1弦と2弦をロック式のギター用ペグに交換
ヘッド落ち改善のための改造といえば軽量ペグへの交換です。 特に多弦ベースにおいては、簡単な改造で大きな効果が得られるといえます。 しかし、ヘッドを軽くしたいなら、弦さえ通せればギター用ペグの方がもっと軽くできるわけです。 今回は、樹脂製ペグ...

そして残りの4個はGOTOHの軽量ペグ、レゾライトに。
配置にもかなりの工夫をしています。
これは長年やりたかったことをやっと実現できたので、個人的にかなり達成感がありました。

【6弦ベース改造⑭】GOTOH GB350に交換・ペグ位置修正
ヘッド落ちしやすいベース、特に多弦ベースにおいて、「ペグを軽量なものに交換する」というのは定番の改造です。 ただ、第一候補であるGOTOHのGB350をIbanez SR306に取り付けるにあたっては、いくつか検討課題がありました。 最終的...

フレットレス化

これまた長年の夢だった指板延長に手を出しました。
「素人でもできて強度も十分」を目指した結果、薄い突板を指板Rに沿うように何枚も重ね、加工の簡単さと強度を両立するという手法を考案しました。
手前味噌ですが、これはなかなかの発明ではないでしょうか。

【6弦ベース改造⑦】3フレット分の指板延長(27フレット相当)
前々から一度やってみたかった指板の延長に手を出すことにしました。 しかし、指板材に使えるような硬い木材を適切なRに加工するには、私には技術も工具も足りません。だからといって金もない。 そこで今回、机上の空論というしかない雑なプランに基づき、...

「なるべくお金をかけずにいかに面白さを出すか」というのも今回の大きなテーマの一つでした。
蓄光素材であるLuminlayのフレットラインは予算的に厳しかったので、一旦ライン無しのフレットレスにしたうえで、サイドドット用のLuminlayを指板表面に散りばめるという手法を取りました。

【6弦ベース改造⑧】ポジションマークを消してのっぺらぼうフレットレス化
相変わらず6弦ベースの改造を進めています。 フレットレスへの改造は個人的に何度かやっていますが、今回は今までと違う方向性でやってみることにしました。 あとで追加の改造を加えることを前提に、なるべくフレットラインが目立たないようにします。
【6弦ベース改造⑨】Luminlayのドットを指板表面に埋める
フレットレスの指板には本来ならLuminlayのフレットラインを使いたいところでしたが、加工が大変な上に高いので、今回は指板サイド用のドットポジションマークを指板表面にも使うことにしました。 作業が比較的楽なだけでなく、金額的にもかなり安く...

ボディ等の加工

指板延長はまあロマンみたいなもんで、フレットレスだと特にピッチの面であまり実用的でもないのですが、せっかくならちゃんと押さえられるようにと思い、カッタウェイを拡張しました。

【6弦ベース改造⑩】ハイポジション演奏のためにカッタウェイを拡張
指板を延長したのは実用性よりもまあ「一度やってみたかった」ぐらいのものではあるのですが、せっかくならストレスなく弾けるようにもしたいと思ってしまいました。 となると、ベースのボディを削ってカッタウェイを深くするしかありません。 結論から言う...

フィンガーランプは延長指板と同じ要領で作成。

【6弦ベース改造記⑪】積層合板フィンガーランプのR加工
毎度おなじみフィンガーランプを作っていきます。 ベースを1ピックアップに改造したこともあり、ランプの面積は必然的に大きくなります。 今回は、先に作成した延長指板と同様の工法で、「見た目は単板っぽいけど実はめちゃくちゃ端材を再利用した材料」を...

ヘッドのSRロゴには嫌な思い出があるので、剥がしてIbanezロゴを入れました。

【6弦ベース改造記⑫】SRのSDGRロゴを剥がしてIbanezロゴを入れる
私が生まれて初めて購入したエレキベースはIbanezのSRでした。 そんな私にとって、今回改造しているSR306は久々のSRシリーズになるのですが、本当に嫌いなんですよね。SRのロゴが。 あまり大っぴらに書くような話ではないのでしょうが、星...

コントロールの穴やザグリはかなり雑な方法で埋めています。
綺麗にやろうとするなら相当な技術が必要であり、プロに頼むとかなり高額になってしまうので、開き直って妥協しました。

【6弦ベース改造④】コントロール配置変更、ポット・ジャック穴埋め
Ibanez SR360を改造していくシリーズ、今回はちょっとした作業のつもりでしたが、結局いろいろとやり直すはめになってしまったので、失敗談として書いておくことにします。 微妙に気になっていたコントロールの位置修正と合わせて、外したポット...
【6弦ベース改造記⑬】お手軽なバルサ材で雑にザグリ埋め
フロントピックアップや電池ボックスの穴を埋め木するかどうか悩んでいたのですが、とにかく楽な方法で埋めてしまうことにしました。 バルサ材と言えば加工が楽な工作材料の代名詞です。 ただ、最初に書いておくのですがこんなもん本来楽器に使う材料じゃな...

最後に、重量バランス改善のためストラップピンを延長しました。

【6弦ベース改造⑮】ストラップピンを6cm延長
Ibanezの安い6弦ベースを改造するシリーズ、これにて最終更新です。 (この改造は昨年中に行ったものですが、多忙のためブログに書くことができていませんでした。) 過去に何度かやったのと同じ手法でストラップピンを強引に延長し、ヘッド落ちの改...

まあこれだけの改造を終えてもあまり演奏機会がないのが悲しいところなので、今年は頑張って自作曲のレコーディングに挑戦できればと思っています。

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