【レビュー】MOOER / TRIANGLE BUFF

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ミニサイズのビッグマフ系エフェクターです。
2014年購入に購入しましたが、発売された当時、これはエフェクター愛好家に結構な衝撃を与えていたと思います。
当時はまだまだミニサイズエフェクターが珍しかったのです。

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これは認めざるをえなかった

中国のエフェクターメーカーMOOERは、最近はDevin Townsendとコラボして空間系マルチエフェクターを作ったり、ミニサイズの筐体でギター用のプリアンプを作ったりと話題になっていますが、日本に入ってきた2012年当時から「パクリメーカー」的な見方が強いのも事実でした。
私も何台か買いましたが、「名機と呼ばれるエフェクターをミニサイズに収めた」というラインナップに、「まあ小さくて安いからありがたいけど…」という若干の後ろめたさがあったことは否定できません。
とはいうものの、このTRIANGLE BUFFは元ネタの選定が素晴らしかった。

モデルになった「トライアングルマフ」とは、ざっくり言うと「最初期のアメリカ製ビッグマフ」です。
前提として、ベーシストにはロシア製ビッグマフ、及びその系譜にあるベース用ビッグマフの人気が高く、アメリカ製ビッグマフの系統は、ベースに使うとローミッドの量感が足りず、やや物足りなさがあります。
しかし、このTRIANGLE BUFFは低音がやたらとモリモリ出るうえ、ジリジリとした硬さも同居しており、ベースに使っても面白いと感じました。

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ベースに使うとどうなる?

TONEが固定なのが残念ですが、ベースで弾いている動画がありました。

コントロールはVOLUME、TONE、SUSTAINの3つで、SUSTAINノブだけ大きいサイズのノブが使われています。
SUSTAINは歪みの調整で、上げると最近のファズではなかなか無いレベルに音が暴れてくれます。

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トーンコントロールによる音色変化

そして、マフ系ファズのキモはやはりTONEです。
絞ると、これでもかというぐらいにモリモリ低音が出ます。
音色は「ブモモモモモモモ!」といった感じで、高音域が全く出ないのでベースにかけてバンドで使えば確実に埋もれるんですが、それでも構わない!という気分になる気持ちよさです。

TONEを上げていくと、低音が削られていき、高音域が強調されます。
「バリバリバリ!ビヂヂヂヂヂヂヂ!」という掻き毟るような強烈な音です。
今度は低音域が全く出ないので、ベースにかけてバンドで使えば確実に役割放棄とみなされるでしょう。

私はアメリカ製のビッグマフにあまり詳しくないので、再現度については詳しく書けないのですが、当時多くの機材ブログでファズ愛好家が絶賛していました。
ヴィンテージの本物と比べると全体的に音が硬いものの、再現度はかなり高いようです。
2018年現在でもトライアングル期のビッグマフを再現したエフェクターは多くないので、ヴィンテージ感あふれる音のファズを探している人にはおすすめです。

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【追記】本家エレハモからついに復刻

と思っていたら本家エレハモがTriangle Big Muffを復刻しました。
最近のエレハモは過去の名機の復刻にも力が入ってますね。

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