【レビュー】Inner Bamboo electron / ULTIMATE COMP

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過去に所有していた中で、トップクラスに高品質だったコンプです。
6万円超えの高価格ながらベーシストに人気のコンプ、Inner Bamboo Bass InstrumentsのU-Ⅱの前身機種です。
当時、これが後にさらに進化するとは思っていませんでした。

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都コンプの話

最初に、このコンプのルーツについて。
かつて、オリジナル設計の音響機器を自作しているyanmo氏が運営する「GARAGE@yanmo」というホームページがありました。
当時、そこで公開されていた回路図を参考に、コンプやプリアンプ等を自作する人が多くいました。

私自身は自作とは縁が無いのですが、2009年ごろだったか、2chの機材スレでそのサイトの存在を知りました。
そこで公開されていた中でも非常に有名だったのが、都コンプというコンプレッサーでした。

この都コンプですが、ややこしい話があって、ネタ画像的に有名な「都こんぶ」のパッケージを模したデザインの「都こんぷ」yanmo氏設計の都コンプは直接関係ありません。
ただ、その特徴的な名称と、「都こんぷ」のデザイン面のインパクトが合わさったこともあり、誤解込みではあったものの多くの人に認知されたのではないかと思います。
しかし、そのyanmo氏は2012年にサイトを閉鎖してしまいます。

で、その都コンプの回路を元に、yanmo氏の許諾を得て作られたのがULTIMATE COMPです。
私が所有していたのは2013年に発売された、Inner Bamboo electron名義の旧型です。
新品の販売価格は4万円ぐらいだったと思いますが、発売後それほど経っていない時期に運良く中古品を入手できました。

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コントロールの特徴

コントロールは、THRESHOLD、RATIO、LEVELの3つのノブ。
また、ON時に光るLEDのほか、「MONI」というLEDがあり、コンプレッションに応じて光ります。
現行のU-Ⅱとは異なり、アタックとリリースは固定で、SCEQ(Side Chain High Pass Filter、エフェクト音に効くハイパスフィルター。低音域だけコンプを掛けず逃がすことが可能)も搭載されていませんが、当時としては不満点のないコンプでした。

音色の特徴

音は原音の特徴を残しつつも結構はっきりした変化があり、太さが加わると同時に高音域がきらびやかになる感じ。
ですが、ULTIMATE COMPはその音質変化にいやらしさが感じられず、不自然なエンハンス感もありませんでした。
よく「原音重視」「味付けがない」と謳うエフェクターがありますが、そういうものと比べてもエフェクトオフ時のニュアンスが失われないのが素晴らしかったです。

なお、オプティカル素子を用いた光学式コンプレッサーということもあってか、リミッター的にアタックのド頭から音を潰す、あるいはバラつきを抑えて粗をごまかす用途には向きません。
あくまでも「音作りのためのコンプ」という感じです。
キワモノエフェクター好きの自分にはもったいないと感じたため手放してしまいましたが、非常に高品質なコンプだったと思います。

現行モデルの各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

【追記】SUMO COMPについて

Inner Bambooがリーズナブルな新ブランドとしてSUMO STOMPをスタートし、コンパクトな筐体に簡易的なSCEQを備えたULTIMATE COMPの廉価版、SUMO COMPが発売されています。
また、現行品のU-Ⅱは試奏でしか音を出したことがありませんが、そのお値段だけのことはある素晴らしいものでした。
興味のある方、高品質なコンプを探している方は試してみる価値ありだと思います。

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