このところ脱線が続いている当ブログですが、ここにきてさらに注目せずにはいられないネタが出てきました。
ちょっと脱線ついでに記録を残しておこうと思います。
【※本記事は謎のヘッドレスベースがどこのメーカー製かも不明だった2019年10月に投稿したものですが、追加情報を受けて加筆訂正を重ね、最終的にタイトルも現在のものに修正しました】
もはや説明不要のichika
ギタリスト/ベーシストのichika、既に「ご存じでしょうか?」などという前置きは不要でしょう。
謎の若手プレイヤーとしてSNSで注目され始めた当初はまだ学生だったのが、タッピングを主体とした異次元のテクニックであれよあれよという間にフォロワー爆増。
2017年の1st EPリリース以降はその活動を本格化させ、川谷絵音とのバンドichikoroでも活躍しています。
ギターのイメージも強いですが、当ブログ的にはやはりベースでのソロ演奏の動画を紹介したいところです。
こちらはベースによる楽曲だけを収めたEP「he never fades」に収録の一曲です。
ichikaが突然使い始めた謎のベース
で、彼は以前からギターはIbanez、ベースはDingwallを使用してきたのですが、2019年9月、「新しいベース」という一言とともに、見慣れないファンドフレットのヘッドレスベースによる演奏動画がTwitterに投稿されました(※理由は不明だが当該ツイートは後に削除)。
最初の動画は定点撮影で、私は当初「どっかの新興海外メーカーから提供を受けたのかな?」ぐらいに思っていました。
しかし、数日後にTwitterに投稿された2本目の動画で「あれ?」と気付きました。
ボディ外周の雰囲気がIbanezのBTBっぽいのです。
その動画での演奏が、こちらの「HARDEST BASS SOLO EVER」でした。↓
アップで見ると、樹脂製のノブや各弦独立のモノレールブリッジの機構なども、明らかに見慣れたIbanezのオリジナルパーツです。
Bartoliniのピックアップも、Ibanezのベースに多く採用されている特徴のひとつです。
他にも、SRシリーズで見られる指板エンドがカーブしたデザイン、ギターのAZシリーズで採用されたカラーリングやローステッドメイプルらしき指板など、Ibanezの新モデルであると類推させる要素は多くあります。
いやーこれは長年のIbanezユーザーとして気になる。
現状ベースはフレットレス1本しか持っていないですし、日本メーカーからオリジナルのベース用のヘッドレス独立ブリッジが出る、というだけでもワクワクします。
実際問題としてまあ買えやしないんですが、気になるので続報を待ちたいと思います。
その後の追加情報
【2019/10/6追記】
Nordstrandらしきピックアップを搭載したこちらのベースも同モデルのバリエーションと思われます。
塗り潰しもいいですが、杢目が出ているのもかっこいいですね。
数ヶ月前にある会社の新製品のデモ演奏を撮影してました。詳細は近日公開とのことです! pic.twitter.com/wXKXD2hgex
— Yas Nomura/野村 康貴 (@yasnomuramusic) October 6, 2019
【2019/12/5追記】
Benjamin J. ShepherdがInstagramで画像を公開しました。Ibanezで確定です。
【2020/1/1追記】
Ibanezの海外サイトより、商品名が判明しました。
名称は「EHB」シリーズ、そのうちマルチスケールのものには型番の末尾に「MS」がつきます。
https://www.ibanez.com/eu/products/model/ehb/
ichika使用の5弦ベースは「EHB1005MS」になるようですね。
ストラップピンにシャーラー製のロックピンを採用しているのも特徴のひとつです。
スケールは基本モデルが34インチ、マルチスケールの5弦モデルが35〜33インチ、6弦モデルが35〜32.5インチ。
一部モデルかもしれませんが、取り外し可能なフィンガーランプも付属するという情報があります。
【2020/1/16追記】
NAMM2020で正式発表され、日本国内でも情報が解禁されました。
【2020/3/10追記】
国内流通開始!
ただ4弦も6弦もなく、日本で販売されるラインナップは5弦だけのようです。
【最後の追記】
2020年4月に4弦モデル、7月にようやく6弦のモデルも国内発売されました。
【関連記事】

コメント