【ソルダーレスケーブル比較】「もうGeorge L’sは使わないな」的な話

私はこれまで、何種類かのソルダーレスケーブルを使ってきました。
種類が少ないうえ、使っていた時期にバラつきもあるのですが、既存の情報は無視して自分の感じたままの比較結果を書き残しておきます。
種類は決して多くないですが、ネット上に溢れる実際に使った感想が一言もない「ただ商品を列挙しただけ」の記事よりはマシな内容になると思います。

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CANARE

このブログを始めて以降の私のエフェクターボードは、「エフェクターボード紹介」のタグでまとめていますが、ここ最近はパッチケーブルとして、安価かつシンプルな見た目のToneGeek製ソルダーレスケーブルを使用しています。
このキットには、付属ケーブルとしてCANAREのGS4がついています。
今回はこのGS4を基準として、ソルダーレスケーブル用に使える4mm径のケーブルを比較してみようと思います。

【レビュー】ToneGeek / ソルダーレスケーブルキット
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カナレといえば、ギタリスト・ベーシスト的には「初心者御用達シールド」みたいなイメージの方も多いでしょう。
ただ、長年そう言われ続けたのは、「激安楽器のおまけのちゃちなシールドとは比べ物にならない耐久性と信頼性」が前提にあってこそだと思っています。
実際、学生時代にアルバイトスタッフとして入った大規模コンサートやミュージカルの現場でも、カナレのケーブルを山のように目にしました。

話が逸れましたが、このCANARE GS4は線が柔らかくしなやかで、ノイズ面・音質面とも不満はなく、エフェクターボード内の配線に使うソルダーレスケーブルの素材としては何の問題もありません。
何より、メートル切り売りの価格がびっくりするぐらい安いのです。
楽器用に限らず、このGS4を素材に用いた店舗オリジナル製品も色々あるようです。

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FREE THE TONE

以前、FREE THE TONEのソルダーレスケーブル(※現行製品の一つ前の型)を使っていた時期もあります。

【レビュー】FREE THE TONE / SOLDERLESS CABLE
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このFREE THE TONEのケーブルも非常に柔らかくて取り回しがしやすく、ストレスなく使うことができる代物でした。
で、CANARE GS4との音質比較ですが、以前ギタリストの友人の実験に付き合って、先ほど登場したCANAREのGS4を素材にした3mのシールドと、FREE THE TONEのソルダーレス用ケーブルを使った3mのシールドの音を比較したことがあります。
もちろんプラグは同じものです。

これを書くと「耳が悪い」とか何とか言われそうなのですが、この実験、私個人としては「正直そこまで違わない」という感想でした。
ノイズやレンジ感に圧倒的な違いがあるわけでもなく、FREE THE TONEの方が締まったローミッドの気持ち良さを感じたものの、アタックの出方はCANAREの方が好みだとさえ思ったことを覚えています。
友人は「FREE THE TONEの方がチョーキングが絶妙に気持ちいい」と評価していましたが、個人的には「価格差を考えればCANAREは十分優秀」という結論に至りました。

とはいえ、FREE THE TONEもケーブルだけを買うならそこまで高くはないので、ToneGeekや結ソルダーレスといった安価なソルダーレスケーブルを使用している人は、ケーブル部分だけでもFREE THE TONEのCU-416に替えてみるというのを試す価値はあるでしょう。
(※現在FREE THE TONEは5mm径のCU-5050という太いソルダーレスケーブルも販売しているので、購入時には注意しましょう)

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George L's

で、タイトルにも書いたGeorge L'sです。
かつてはソルダーレスケーブルとしてほぼ唯一の選択肢だったと思うのですが、最近は使っている人をあまり見ませんね。
このケーブルもToneGeekなどのソルダーレスプラグに使えます。

しかし、久々に使ってみるとこれがまあびっくりするぐらい硬い。
本当に「え?こんなに扱いづらかったっけ?」と言いたくなるぐらい曲がりにくくて取り回しが悪く、詰め込み気味のエフェクターボード内の狭い隙間を這わせるにはどうにもしなやかさが足りませんでした。

なお、George L'sケーブルの音に関しては昔から「色によって音が違う」「黒が一番フラットで、赤はミドルの押し出しが強く、青はロー寄りの太い音、白は高音域が綺麗に出る」みたいなことがまことしやかに言われていました。
「被膜の色によって音が変わるのは確実な話」「いや、ケーブルの色で楽器の音が変わるわけがない」という論争もあり、私自身「色で音が変わるなんてそんなアホな」と思っていましたが、過去に黒と赤を比較したところ実際に全然違って、個人的にはどちらかというと黒はドンシャリ気味、むしろ赤がフラットに感じました。
事実かどうかは分かりませんが、「被膜の樹脂の色は金属を含有した顔料で調色しているので、音が変わる要素としては十分に有り得る」なんていう話もあるみたいです。

ちなみに同じ環境でCANARE GS4とGeorge L's赤を比較すると、「足し引き感のない綺麗な音のCANAREに対し、バンドの中で音抜けが良さそうなのはGeorge L'sの赤」という感じでした。
柔らかいケーブルを一度体験してしまうと、やはりどうしても硬さがネックになるのでGeorge L'sは今後使わないと思いますが、興味のある方は試してみてはいかがかと思います。

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CAJ KLOTZ(未検証)

そして最後に番外編、というかこれはもう完全に失敗談です。
試せなかったので音は分かりません。
Custom Audio Japanが販売している、KLOTZのケーブルを使った細いパッチケーブルのケーブル部分だけが切り売りされていたので買ってみたわけです。

ところがこれ、ろくに調べもせずに買った自分が100%悪いんですが、4mm径というだけでソルダーレスには使えないんですね。
この断面のとおり、そもそもの構造が違いました(右がKLOTZ、左は比較用のCANARE GS4)。
ソルダーレスプラグのネジを締め込んでも導通しません。

半田付けをした細いパッチケーブルを自作する人の素材としては良い選択肢になると思いますが、あくまでもソルダーレス用の製品ではないことに注意してください。

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というわけでこれまで使ってきたソルダーレスケーブルについてまとめてみました。
まあ密度の薄い内容ではありますが、最初にも書きましたが商品リンクとメーカーの公式説明をただコピペしてるだけのブログ記事よりは多少マシに中身があると思います。
というか本当に駆逐されてほしいですね、楽器を弾きもしない人間が書いてそうなああいうウェブ記事。

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