【安ギター改造】ブリッジの弦高調整ネジを交換

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Gio Ibanezの中古ギターを入手したものの、ブリッジサドルの高さ調整をするネジがあまりに長すぎてブリッジミュートのときに手に刺さるので、短いネジに交換しました。
この手のネジは楽器店で販売されているものでなくても、サイズさえ合えば問題ないので、今回は以前通販でまとめ買いしたステンレスのイモネジを使用しました。
今回はこのイモネジ交換について、注意点を含めて書いておこうと思います。

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ブリッジのイモネジについて

ギター本体、Gio Ibanezの7弦ギターについては前に紹介したとおりです。

【安物7弦ギター】Gio Ibanez / GRG7221
しばらく手元にギターがなかったんですが、バンドの曲を作るのにさすがに不便でした。 どうしようかと思っていたところ、Ibanezの廉価ブランドであるGioシリーズの7弦ギターを中古で安く入手できました。 意外とネット上に情報がないので、ちょっ...

このギターのブリッジサドルからネジがとんでもなくはみ出していた、というわけです。

ギターやベースの弦高調整ネジは、ネジ頭がない一直線の形状(止めねじ)で、六角レンチで回すようになっているものが多いです。
このタイプのネジは一般的に「イモネジ」とか「ホーローセット」という名称で呼ばれています。

中でも、国産メーカーの楽器の弦高調整用ネジとしては、直径が3mmのM3というサイズのものが用いられていることが多く、1.5mmの六角レンチを使って調整します。
(※異なる径のネジが使われている場合もありえますし、海外メーカーのパーツだとインチ規格のため、ミリ規格のネジやレンチだとサイズが微妙に合わないので、分からない場合はメーカーや輸入代理店に問い合わせることをおすすめします)

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ネジの素材と形状について

ブリッジのネジは汗で錆びてしまうことが多いので、個人的にはステンレスのネジが好みです。
ちなみに、イモネジには先端の形状にいくつか種類があり、先端がくぼんでいる「くぼみ先」の他、先端がまっすぐな「平先」や、尖っている「とがり先」などがあります。
元のネジ(写真左)はくぼみ先でしたが、今回交換したネジ(右)は平先でした。

「ネジの先端の形状により、接地面積が変化することで音質が…」という意見も世の中にはあるみたいですが、まあ自分には音の違いはぶっちゃけ分からないです。
なぜ平先のネジを選んだかというのは、「ネジを回したときに先端でブリッジプレートを削ってしまう可能性が低そうだから」という理由です。
サドル直下部分のブリッジプレートにネジで穴を掘ってしまうと、サドルを前後に動かすときにネジが引っかかってしまい、オクターブ調整に支障が出るので、それは避けたいところです。
(まあ面倒くさがらずにきっちり弦を緩めてからネジを回せばそんな事故は起きないのですが)

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ネジの適正な長さを考える

で、元のネジは長さが10mmあったのですが、今回は手持ちのイモネジの長さが6mmと8mmの2種類だったので、色々試した結果としてこの写真のようになりました。
1弦と2弦が6mm、3弦と4弦が8mm、そして5弦~7弦が6mmです。

このネジですが、楽器用だと長さ6mmのものは種類が少ないですし、ホームセンター等でも種類が充実していることはめったにありません。
それに対し、ネジ専門店であれば、長さ7mmというような、楽器用としては見かけないものも買えたりします。
私はネジを買うときは、大体なんでも揃うので楽天に出店している「ネジのトミモリ」をよく利用します。

なお、ネジの長さのチョイスは楽器の設計やサドルの厚みによって変わってきますが、いくらネジを短くしたいといっても長さ3mmのネジなんかはあまりに調整幅が狭すぎるので、やめたほうがいいでしょう。
また、短すぎるネジを選んでしまうとブリッジサドル側のネジ穴内側が露出する(下写真参照)ことにも注意が必要です。

ネジが切ってある部分は金属むき出しな場合が多く、汗でサドルのほうが錆びてしまうんですよね。
それを防ぐ意味でも、ネジの長さは弦高を適正にセッティングした状態でブリッジサドルの天面からネジがわずかに露出する程度の長さが理想なのだろうと思います。

というわけで、無事ネジを気にせずブリッジミュートができる状態になりました。
楽器のパーツ交換というと大掛かりなものも多いですが、こういう細かい部分を見直すことで弾き心地が大幅に改善したりもします。
改造としては非常に安価に済むので、弦高調整ネジの状態が気になる場合は交換してみることをおすすめします。

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