【安ギター改造】中国製の安物ロックペグに交換

スポンサーリンク
当サイトは広告収益によって運営しており、ページ内のリンクにアフィリエイト広告を含みます。

中古のGio Ibanezの7弦ギターについて、ロックペグに交換したいと考えました。
そこで今回、試しにAmazonで売ってる激安ロックペグを買ってみました。
実際の使用感について書かれた情報が意外と少ないので、このブログで書き残しておこうと思います。

スポンサーリンク

ロックペグ礼賛

私は日頃から「ギターのロックペグって大発明だよな」と思っています。
自分がベーシストだから余計にそうなのかもしれませんが、普通のエレキギター用ペグは弦交換があまりに面倒すぎると感じるわけです。
それに対し、ロックペグなら弦交換の度にペグを何回もグルグル回す必要がなく、弦の張り替えを短時間で済ませることができます。

ただ、個人的な好みとして、「ペグ裏側のノブを手で回し、人力でネジを締めて弦を固定するタイプのロックペグ」はそこまで好きではありません。
かつてその手のペグの代名詞だったSPERZELのTRIM LOCKだけでなく、GOTOHのMG-T(MAGNUM LOCK TRAD)や、HipshotのGrip-Lock(これはバラ売りもしているので多弦ギターに便利)といった同様のペグが多く存在しますが、自分は心配性なもので、あんな強い張力がかかるエレキギターの弦を手でギュッと締めるぐらいで本当に固定できるのか?というのがどうにも不安なのです。
あのネジ締めると指先が痛くなるし。

私が好きなロックペグは、やはりGOTOHのマグナムロックの、手で締めるMG-Tより以前から発売されている従来モデルです。
ペグをくるくる回して弦を巻き上げる過程で勝手にロックしてくれるというこの機構が、一番手間が少なく、心理的にも安心感があります。

とは言うものの、AmazonやeBayで販売されているノーブランドの激安ロックペグは、いずれも手で締めるタイプです。
なので今回は手でロックするタイプで妥協することにし、中国の業者がAmazonのマーケットプレイスに出品している激安ロックペグを注文してみました。
実験台となるのは、先日入手したGio Ibanezの7弦ギターです。

【安物7弦ギター】Gio Ibanez / GRG7221
しばらく手元にギターがなかったんですが、バンドの曲を作るのにさすがに不便でした。 どうしようかと思っていたところ、Ibanezの廉価ブランドであるGioシリーズの7弦ギターを中古で安く入手できました。 意外とネット上に情報がないので、ちょっ...
スポンサーリンク

実際に購入したペグ

そして今回買ったのは、「SIKIWIND ギターペグ 糸巻き チューナー 6R ブラック」という商品名で販売されていたもの。
Amazonで「ロックペグ」で検索し、安い順に並び替えた中から送料無料のものを選んだというだけですが、これには一種のギャンブル要素がありました。

というのも、一般的なFender系のペグ配置のものは「6L」なはずなのに、この手の安物ペグは写真は明らかに6Lだけど商品タイトルには6R(いわゆるリバースヘッド用を指すはず)と書いてあるという商品が多いのです。
さらに、同じ商品の画像一覧で6Lと6Rが混在しているということもザラにあります。
「自動ロック」「オートロック」と称する商品もありますが、もちろん手動ロックですし、そもそも全然ロックペグではないものも検索結果に大量に上がってきます。Amazonこの野郎。

似たようなペグの商品レビューの中には、「ちゃんとロックできるペグとまともにロックできないペグが混在している」という記述もありました。
そこで今回は、そもそも7弦ギターに使うので6個セットでは数が足りないということもあり、不良品が混じっていることへの対策も兼ねて、同じものを2セット購入しました。
2セット買っても十分安いので、ハズレを引いても文句は言わないことにします。

注文から商品到着まではちょうど1週間。ブツは中国・深圳から届きました。
俗に言う中華安パーツを送料無料で注文すると、だいたい簡易梱包で、郵便扱いで届きます。受け取りはポスト投函です。
なお中身は無事6Lでした。よかった。

現物を一通りチェックしてみると、やはり検品の粗さを感じさせるものの、ロック機構に明らかな隙間が空いているような完全な不良品は今回はありませんでした。
ヘッドの穴に挿入する部分の径は約10mmで、元のペグより少しきつかったですが、特に加工することなく装着できました。

というわけで、計12個の中から7個を選別し、元のペグから交換しました。

スポンサーリンク

使用感について

重量を比較すると、元のペグが32g、このロックペグが35gで、7個合計で約21gヘッドが重くなったことになります。
それだけの重さでも、ややヘッド落ちを感じる結果になってしまいました。

とはいえ、弦を巻きつけずにすむので、やはり弦交換は楽になります。

ただ正直言うと、ペグとしての精度は「安パーツだなあ」という感じで、回すのが妙に固く、動きになめらかさがありません。
また、ワッシャーなんかは「顔料で塗っただけなのでは?」というぐらいブラックの塗装がはがれやすいです。
やっぱりこれを買うより、もう少しお金を出してまともなメーカー品を買うほうが絶対いいです。

余談ですが、ついでに弦をElixirに交換しました。
エリクサーの7弦ギター用セットは何種類かゲージがありますが、個人的に好みである「1弦から6弦が09-46、7弦に56」というヘヴィボトム的なセットが存在しないので、6弦用のCustom Lightにバラ弦を組み合わせています。

というわけで、今回のパーツ交換は成功だったか?といわれるとちょっと微妙なんですが、「ピンキリ」「十分使えるクオリティのものもあれば粗悪なものもある」と言われる中国製の楽器用パーツの悪い方の実態が分かったのは一応収穫でした。

【追記】
結局マグナムロックに乗り換えました。

【サウンドハウスでの購入方法】GOTOHマグナムロック7弦セットをオーダー注文
私が曲作りに使っている安物7弦ギターには、以前Amazonで購入した激安ロック式ペグを装着していました。 しかし、これがなんともチューニングの精度が低く、「やはりペグにはまともなものを使わなくては…」と思いましたので、個人的に全幅の信頼を寄...

コメント

タイトルとURLをコピーしました