私が生まれて初めて購入したエレキベースはIbanezのSRでした。
今回改造しているSR306が私にとって久々のSRシリーズになるのですが、本当に嫌いなんですよね。SRのロゴが。
あまり大っぴらに書くような話ではないのでしょうが、星野楽器への抗議の意味も込めてヘッドにIbanezのロゴを入れます。
SDGRロゴを許すな
まず最初に確認しておきましょう。
これがSRシリーズ特有のロゴです。
デカデカと「SDGR」、その下に「SOUNDGEAR BY IBANEZ」、ダサい。
いや、これがダサいかどうかはまあ個人の価値観なので好きな人がいたら申し訳ないのですが、私はこのロゴに物凄く嫌な思い出があるのです。
私にとって初めてのエレキベースが、中学2年生の時にハードオフ倉敷北畝店で購入したSR1000Sでした。
1990年代前半に流通していた、新品定価10万円超えのモデルです。
しかし、白いボディの日焼けが酷く、ネックジョイントに塗装割れもあったので、なんと18000円で買えました。
ピックアップはEMGのリバースPJでした。
今でこそアクティブの楽器を持っている中高生など珍しくもないでしょうが、当時における初心者としてはかなり攻めた仕様といえます。
私はこのベースを、既に楽器を始めていた友人にドヤ顔で披露しました。ジャーン!EMG!
しかし、SRのヘッドロゴを見た1人がこう言ったのです。
「BY IBANEZ…?ああ、Ibanezっていうメーカーの廉価版なのね」
そう、私が自信満々でお披露目したベースが、「Grass Roots by ESP」とか、下手すれば「BLITZ by Aria Pro Ⅱ」ぐらいの扱いを受けたのです。
まあ、実際に機材オタク気質の若者というのは意外と多くないものです。
しかもまだインターネットも発展途上の時代、仕方ない話ではあります。
しかし、私はこれ以来、このSDGRロゴが大嫌いになりました。
軽音楽部で俺だけ彼女ができずに糞みたいな思春期を過ごしたのも全部お前のせいだ。
ロゴを剥がす
前置きが長くなりました。
この憎たらしいSDGRロゴを撤去してやりましょう。
見たところ、このSDGRロゴはシールのようなもので、その上からクリア塗装が吹いてあるようです。
表面にある程度ヤスリをかけたうえで、ロゴの端をスクレーパーで引っかいてみます。
おっ!いけた!
この「SDGR」部分を剥がしたあと、表面を均すためにサンディングしていくと、「SOUNDGEAR BY IBANEZ」の文字もすぐに消えました。
余談ですが、Ibanezの海外サイトに掲載されているSR306の製品画像だと、ヘッドにはボディと同色に塗装した木の突板が貼ってあります。
ところが、私が持っている個体では樹脂の板になっています。
どこかのタイミングでコストカットが入ったのかもしれません。
Ibanezロゴを入れる
で、ここに普通のIbanezのロゴを入れます。
冒頭に書いた通り、こういうことはあまり公言すべきではないのでしょうが、自分で使う楽器ですし、別メーカーの楽器やIbanezの模造品ではなく本当にIbanezの製品なので、そこはOKということにしてください。
星野楽器さんがこのSDGRロゴを廃止してくれたら済む話です。
Ibanezロゴを入れたカッティングシートでマスキング。
白の塗装は楽をするために百均のマニキュアを使いました。
十分に乾燥させてから、ロゴの端を針で押さえながら慎重に剥がし、無事うまくいきました。
ロゴのコーティング
さて、この上からコーティングも行う必要がありますが、ペグ交換の作業の都合上、現時点でコーティングを進めることができません。
これについては後日追記します。
【追記】
ペグ穴の位置変更とサンディングを経て、アサヒペンの高耐久ラッカースプレー(つや消しクリア)で塗装しました。
これで完了ですが、本来当然ながら全体を均一にサンディングしてからロゴを入れるべきなのは言うまでもありません。
コメント
私は一周回って、このダサさこそSR
という感じになりました
確かに自分もこれだけダサいダサいと言っときながら、実際にこれが廃止されたらちょっと残念な顔になると思います。