ベース用の軽量ペグというとHipshotのUltralite(ウルトラライト)が非常に人気かと思いますが、私はGOTOH製のRES-O-LITE(レゾライト)派です。
実際に両方を試した上で、現在使用しているのはGOTOHのGB350です。
今回はこれらのペグを比較するとともに、安く購入する方法や交換時の注意等についても書いておこうと思います。
GOTOHのRES-O-LITE(レゾライト)について
現在私が所有しているベースは、改造しまくったこの7弦ベースだけです。

元のペグの写真は残っていないのですが、こちらのペグがGB350です。
基本的なデザインは同社製の定番ペグであるGB707と同じですが、ギアボックスカバーに「RES-O-LITE GOTOH 350」の刻印があります。
ペグボタンは樹脂製、本体の金属部分はジュラルミン製で、1個あたり40gという軽さを実現しています。
型番のせいか、たまに重量35gという間違った情報を記載しているサイトがありますが、実測値でも40gが正しいです。
RES-O-LITE vs Ultralite
対するUltralite(GB350に対応するのはHB6Y 3/8という型番のもの)は重量42gなので、わずかながらGB350の方が軽量です。
しかし、世間的に人気があるのはUltraliteのほうだと思います。
実際、Ultraliteには大きなメリットがあって、まず何個セットではなくバラ売りしているので買いやすいです。
また、インチ規格の六角レンチがあれば左右を入れ替えることができ、低音弦側・高音弦側の区別なく使えるのも非常に便利です。
もちろんサウンドハウスでもバラで販売しているので、手軽に買うことができます。
ただ、それでも私が個人的にGOTOH派なのには理由があって、内部でヌルッと動いてるかのような滑らかな回し心地が好きなんですよね。
加えて、「体感で差がなかろうと1gでも軽くしたい」という欲求が強いのもあります。
あと、Ultraliteは本体のハウジングがGOTOHより縦に5mmぐらい大きいので、小ぶりなヘッドの楽器のペグを交換する場合、はみ出さないようにサイズをよく確認する必要がある(一度それで失敗した)というのもGOTOH派になった理由のひとつです。
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GOTOHのペグは組み合わせのオーダー注文が可能
もちろんGOTOHのペグもサウンドハウスで購入可能であるものの、バラ売りのHipshotに対し、GOTOHの方はセット販売が基本です。
となると、特殊なペグ配置の楽器や多弦楽器だと、必要な分だけを注文できないように思えます。
ところが、意外と知られていないようですが実はGOTOHのパーツは基本的にオーダーに応じてパッケージされるので、楽器店経由で注文すればどんな組み合わせでも購入が可能です。
そして、このオーダー注文に関しても、相見積もりを取ってみるとほぼ確実に他の楽器店よりサウンドハウスの方が安いです。
型番やカラーを指定してサウンドハウスに販売価格の問い合わせすると、購入可能な場合はその組み合わせの商品ページを作ってくれるので、そこから注文する流れになります。
GOTOHのペグで検索すると通販専門のパーツ専門店が出てきますが、これまでの経験上、そのような専門店と比較してもだいたいサウンドハウスの方が安かったです。
【※追記】具体的な注文手順を別記事で書きました。↓

実際に交換する際には、同じ形状のペグならだいたいサイズに互換性があるので、そのまま取り付けが可能です。
ただし、たまに微妙に穴の径が小さくて、交換用のペグが収まらないものがあります。
そのような場合には14mm径のテーパーリーマーで穴を拡張することで装着が可能になります。
正直、Fender系の大きなペグを軽量ペグに交換するのと比べると、このサイズのペグでは交換してもそこまで体感できるほどの軽量化にはなりません。
ただ、多弦ベースになると、ペグが多いぶん効果が分かりやすくなります。
私の7弦ベースの場合は、元のペグの重量が58gでしたから、7個合計でおおよそ126g軽くなったことになります。
これにより、やや気になっていたヘッド落ちは幾分改善されました。
ちなみにペグ交換による音の違いは全く分からなかったです。
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