ベース用エフェクターメーカーとして定番人気のEBSから、今回はコーラスです。
一時期と比べると使っている人は減ったかもしれませんが、一時期は大変な人気でした。
定番になっただけあって、高品質な「使える」エフェクターです。
音色の特徴
YouTubeで一番再生数が多い動画がこちら。
そのサウンドの特徴をよく捉えていると思います。
コーラスとしての効き方が分かりやすいのが特徴です。
コントロールの特徴
コントロールは、揺れの深さを調整するDEPTHと、揺れのスピードを調整するRATEの2つのノブ。
そして、「FLANGER」「P.M.(Pitch Modulation)」「CHORUS」を切り替えるスイッチです。
動画を見ていただけると分かるように、このコーラス、揺れる音がかなり太く、アナログらしい音色なのですが、はっきり効果が分かるぐらいの深さでかけてもそこまで音程がぐにゃぐにゃしないのが非常に良いと感じていました。
もちろんエグい音にもできますが、「軽くかけても効果が分かる」かつ「音揺れが気持ち悪くない」という両方を兼ね備えたコーラスは意外と少ないです。
「上品な音」という表現がぴったりの揺れ具合です。
そして、フランジャーもこれまた上品な感じの音です。
同じ「コーラスとしてもフランジャーとしても使える」というエフェクターとして、MXRのベース用コーラス、M83があります。
あちらは割りと強烈に「シュワア~ン」とうねるフランジャーでしたが、Uni Chorusのフランジャーは、シュワシュワした感じはありつつも柔らかくて温かみのある音です。

ピッチモジュレーションは個人的にはあまり使う機会がなかったんですが、コーラスと比べるとより音程のうねりが強調されたモジュレーションがかかります。
新型モデルについて
というわけで私が所有していた旧バージョンも十分良かったんですが、現在、EBSの一部エフェクターは「Studio Edition」としてアップデートされています。
デザインも違うのですが、一番の違いはスイッチが変更されていることで、よくある「ガッチャン!」というフットスイッチが「スッ」と踏めるものになっています。
旧型のトゥルーバイパスのフットスイッチは、エフェクトのON/OFFの際に「ボン!」というポップノイズが出ることがあったのですが、そこが改善されているというのは大きいです。
新型は9Vだけでなく12V駆動にも対応しているとのことで、低音痩せがより少なくなったとか、ノイズが気にならなくなったという話もあるようですが、楽器店で比較試奏させてもらった感じでは、コーラスに関してはそこまで大きな差は感じませんでした。
ただ、エフェクターを直列で繋いでいる方にとってON/OFF時のノイズの有無は重要かと思いますので、そういう方には新型の方をおすすめします。
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