MUSIC WORKSのバッグンボードを久々に使おうとしたところ、エフェクターボードの布地が剥がれてしまっていたのを補修しようとしたのですが、結局上手くいかず修理は断念しました。
以前販売されていたMUSIC WORKS純正品の別売り木製エフェクターボードも既に生産終了しています。
そこで今回、ホームセンターで安く買える材料を使い、同じサイズのエフェクターボードを自作しました。
自作までの経緯
前回の顛末はこちら。

ちなみに元のボードを分解してみたところ、中身はこんな感じのベニヤ板でした。
まあ値段を考えればこんなもんでしょう。
これまでに木製のピックガードや高さ調整機能付きフィンガーランプを自作した記事でも触れましたが、ベニヤ板(合板)は反りに強く、それなりに強度もあり、ちょっとしたDIYには非常に使い勝手が良いものです。
ボードの布地が剥がれてしまった場合、中身のベニヤ板部分だけを取り出して、エッジ部分を綺麗に整える等したうえでリメイクするのもありでしょう。
ただ、私の場合は穴だらけにしてしまったので、今回は別途自作してみることにしました。
材料はMDFに決定
エフェクターボード自作でよく見るのがすのこを使ったものですが、個人的に高さがあるボードが苦手なのと、思いっきり踏んだらバキッといきそうで怖いので個人的には無し。
で、今回はMDFボードを使うことにしました。
MDFは、ざっくり言うと「木の繊維をほぐして接着剤と混ぜて作った板材」で、反りや狂いがなく、ささくれが指に刺さる心配もありませんし、強度の割りには加工も簡単です。
近所のホームセンターの木材コーナーに行くと、厚みは薄いもので2.5mm、続いて5.5mm、10mmと色々な種類がありましたが、2.5mmは薄すぎるように思ったので、今回は5.5mm厚のものを採用しました。
元々のエフェクターボードは縦30cm×横幅38cmですが、「30×45」というサイズのものが150円ぐらいだったので購入。
店頭で直線ワンカット30円で切ってもらえたので、ジャストサイズの状態で持ち帰ることができました。
DIY作業
その後自分で行った作業として、まず持ち運びでケガをしないよう、ノコギリで四隅を落としてヤスリで丸く整形しました。
板のエッジ部分もけっこう鋭利で危ないので、紙やすりで角を滑らかにしておきます。
MDFは湿気に弱いらしいのですが、手持ちの塗料がなかったのでこのブログの自作記事で毎度登場するXOTICのOIL GELを塗ってみました。
最初の塗りでけっこう吸い込むのでちょっとムラになってしまいましたが、何度か塗って乾燥させると表面に塗膜らしきものはできたっぽいので、まあいいことにします。
省スペース取っ手
悩んだのが、よくあるコの字型の取っ手を付けるかどうか。
確かに持ちやすいとは思うのですが、ボードの入出力をまとめるジャンクションボックスを使わないボードの場合、あの取っ手は配線の取り回しの上で邪魔になると思っています。
とはいえ、ヒョイと持ち上げるときには持ち手が必要なので、引き出しのツマミを適当な長さの皿小ねじでネジ留めしてみました。
裏側はネジの頭が埋まるように皿もみしておけば、ネジで床を傷つけることはありません。
あとはメス面マジックテープを貼り付けて完成です。
というわけでなかなか悪くない仕上がりになりました。
バッグンボードサイズに限らず、すのこボード以外の方法でエフェクターボードを自作したい人にオススメです。
【追記】小さいサイズのボードを百均で揃えた材料で作りました。

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