男なら今こそマシンガンズを見に行こう的な話

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少し前ですが、SEX MACHINEGUNSの25周年ツアーの大阪公演に参戦してきました。
自発的にライブを見に行ったのではなく誘いがあっての出来事だったこともあり、ライブレポ的なことはSNS含めあまり書かずにいたのですが、せっかくなので文章にまとめておこうと思います。
先に結論を書いておくと、今のマシンガンズめっちゃ良いので行っといた方がいいです。

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アラフォー男の目線で見たSEX MACHINEGUNS

最初にSEX MACHINEGUNSの概況を書いておきます。
しばらく離れていた人だと、バンドの現状をあまり把握できていないのではないかと思います。
正直に言うと、私も全然新譜をチェックしてなかった期間が結構長かったのです。

かつて「みんながマシンガンズを知ってた時期」、すなわち地上波テレビや楽器奏者向けじゃない音楽雑誌にもバンバン出てた時期がありました。
カラオケに行けば誰かが必ず「みかんのうた」を歌うというのは、2000年代前半に広く見られた光景です。

また、メタルなんぞ完全に死に体、そのうえ中高生にとって「演奏に高い技術が必要なジャンルのバンドを組む」ということ自体が下火だった状況において、マシンガンズのコピーバンドには「テクニカル志向の若者ギタリストが必死の練習で身につけた成果を人前で披露する数少ない舞台」としての機能が間違いなく備わっていました。
まだYouTube等が一般化する何年も前のことです。
マシンガンズが世に出ていなければ、現在に至る国内テクニカルギターの歴史が一度深刻に断絶していた可能性すらあります。

ただ、一度解散してからANCHANG、CIRCUIT.V.PANTHER、SAMURAI.W.KENJILAW、SPEED STAR SYPAN JOEという技巧派のメンバーで復活した後、「ANCHANG以外のメンバーが揃って脱退したぐらいの時期」にマシンガンズから離れてしまった人が結構いたのではないかと思います。
私自身も正直そうでしたし、当時付き合いのあったメタル好きな人の多くが、このあたりのタイミング以降「最近のマシンガンズはそんな熱心には追ってない」状態になっていきました。
結果、(そういう時期にもバンドを支えていたのが本物のファンだという見方も当然あるとして)客層がちょっと年齢層高めのお姉様方中心になってしまい、軽めの男性ファンはライブにも足が向きにくい、というある種の悪循環がしばらく続いたのではないかという気がします。

これがどれぐらいの期間かというと、長めに見積もって「ANCHANGが若手メンバーをオーディションで募って活動を再開してから現在に至るまで」、すなわち2007年〜2008年頃からの約15年…15年!?
「長めに見積もって」と自分で書いておきながら本当に長くてびっくりしたな。
とはいえ正直私も今回ライブを見に行ったのは20年ぶりぐらいだったんですよね。すいません。

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マシンガンズの現在地点

さて、ではその「CYCLE組の3人が脱退した後」の話です。

ギタリストは、オーディションを経て加入したRYOTATSU(イベリコ・モジャ・マルムスティーン)が短期間で脱退して以降は正式メンバーを迎えていません。現在はSUSSYがサポートギタリストを務めています。
ドラマーは、これまたオーディションで加入したKEN'ICHIが約5年で脱退、後任LEONの加入→脱退を経て、現在は元PHANTOM EXCALIVERのTHOMASです。
そして実はオーディション加入組ではないベーシストSHINGO☆、既に在籍15年です。えっもうNOISYより長い?

という感じで、不動のリーダーANCHANG、旧知のSUSSY、もう全く新顔じゃないSHINGO☆、若手元気ドラマーTHOMASの4人でSEX MASHINEGUNS、何気に大変安定している印象を受けるわけです。
(※なおSUSSY、メンバー4人として普通にデザインされている↓)

そして約5年ぶりのアルバム「地獄の暴走列車」、これが非常に良かった。
オープニングトラック「震え」はライブではSUSSYボーカルバージョンが披露されており、MVにもなっています。

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ライブの感想

という長い前置きからのやっと本題ですが、ちょっと楽しすぎて逆にセットリストあんまり覚えてないんですよね。記憶が混濁して間違いがあるかもしれないのですいません。
ただ強調しておきたいのが、しばらく離れてた人間でも全然楽しめたという点です。

ご存じの方、というか調べて気付いた方もいるかと思いますが、マシンガンズの一部の過去アルバムはサブスクにありません。
私はSpotifyユーザーですが、「45°」(2009)「SMG」(2011)が抜けており、「本当なら離れてた時期の曲も全部予習しておきたかったけどCDを買うまでする余裕がなかった」というのが正直なところです。
が、私が行った日に演奏されたこの時期の曲は唯一「サンシャイン」だけで、あとは好きな曲と新譜からの曲ばっかりでした。

冒頭から「みかんのうた」「ファミレス・ボンバー」、1stからの曲は「High Speed SAMURAI」や「犬の生活」もありました。
あと「ONIGUNSOW」「サスペンス劇場」「愛人28」、最新作から「震え」「廃屋」、ちょっと意外なところで「そこに、あなたが…」「HEAVY METAL THUNDER」、ANCHANGソロ活動時のシングル曲「語れ!涙!」などなど。
25周年というのもあっての選曲だったかもしれませんが、ともかく無理に深追いしなくても知ってる曲ばっかりで余裕で楽しかったことは強調しておきます。

あ、あと地味に気になっていた「German Power」の歌詞ですが、「ロシアの魂ロシアンパワー」は全く言わなくなってました。
最初から「ドイツの魂ジャーマンパワー」の次は「(ライブ地)の魂(名物)パワー」です。

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かつてマシンガーだった男性の皆さんへ

で、タイトルの「男なら(※「語れ!涙!」の歌い出し)今こそマシンガンズを見に行こう」という話です。

先に書いた通り、一時期はちょっと行きづらいぐらい女性率が高かった印象があるのですが、最近は男性率が上がっているようで、男一人参戦でも全然いけるレベルでした。
これはMCでメンバーも触れていたので実際そうなのでしょう。
先日は女性限定/男性限定での2Daysも開催され、女性限定に遅れてではあったものの、男性限定ライブもソールドアウトしていました。

そして年末には人間椅子との2マンがあります。
これは東京の人が本気で羨ましい。

という感じなので、ぜひ「懐かしいな、ちょっと行ってみるか」ぐらいのノリでマシンガンズのライブに行っていただきたいと思います。
今のリズム隊マジでいいですよ。

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