【低価格6弦ベース】Ibanez / SR306EB

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昨年、諸事情によりほぼ全ての音楽機材を売却してしまったのですが、今回幸いにも中古の6弦ベースをかなり安く入手することができました。
やっぱり手元に楽器が1本もないのは精神衛生上よくないですね。ただでさえ下手糞なのがさらに悪化したのもよくないですが、それ以上にメンタル面の悪影響が大きかったです。
というわけで、例によって今後ガンガンに改造を加える予定ではありますが、初期状態でのレビュー的なものを残しておこうと思います。

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海外仕様の廉価6弦ベース

とりあえず全体像。

見慣れたSRシェイプの6弦ですが、このSR306は日本国内向けのカタログには載らなかった海外仕様品です。
初心者向け下位ブランドのGIO Ibanezを除けば、Ibanezブランドの中では一番安い6弦ベースになります。
よく見るIbanezの安い6弦ベースとしてはSR506↓が定番ですが、それよりも下のラインです。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

今回入手したSR306は、イケベ楽器が国内独占取扱として販売していたものです。
本記事作成時点で新品は流通していませんが、新品店頭価格で5万円台だったようです。
なお、同シリーズで4弦のSR300や5弦のSR305は普通に売られています。

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上位機種との違い

Ibanezの中価格帯のベースには、Ibanez特有のピックアップとしてBartoliniブランドのカタログ外モデルであるMK1(クソ)やMK2(こっちはそれなりに良い)がよく搭載されていますが、SR300シリーズはそれとは異なり、ポールピースが露出したタイプのハムバッキングピックアップ(案外まあまあ悪くない)が載っています。
他に上位機種と異なる点として、ブリッジに弦間ピッチの調整機能がありません。

また、ヘッドのカバーを外すと、トラスロッドは2本入っていました。
この方がネックの反りやねじれには強いのでしょうが、ボディが軽いためかちょっと重量バランスが悪く、少なからずヘッド落ちを感じます。
ちなみに現行の他の6弦SRだけでなく、BTBの7弦ベースでさえトラスロッドは1本になっています。

ボディはニヤトー、ネックはメイプルとウォルナットの5ピースで、指板はジャトバ。
精度の低い体重計での計測なので不正確ではありますが、重量は約4.2kgで、6弦ベースとしては軽いです。
中古品ということもあり、フレットバターで指板掃除をしたのですが、染色なのか汚れなのか不明ですが、毎度のことながら真っ黒になりますね。

このあと、いつものXotic OIL GELを指板に塗りました。

【楽器購入時に個人的に行っているメンテナンス手順に関する過去記事はこちら↓】

【メンテナンス手順】安いギター/ベースを新品で買ったら何をする?
私はこれといって楽器いじりの知識があるわけではなく、無駄に長い間ベースを弾き続けているだけのただの中年男性ですが、先日かなり久々に安い楽器を新品で買い、「購入後メンテナンス」とでも言うべきことをやりました。 このような「安い楽器を買ったら初...
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コントロールと音色の特徴

コントロールはマスターボリューム、ピックアップのバランサー、そして内蔵プリアンプの3バンドイコライザー(ベース20Hz、ミドル450Hz、トレブル10kHz)でノブが5つ。
加えて、「3-way Power Tap switch」なるコイルタップのミニスイッチも備えており、スイッチ手前側から順にタップモード(シングル)、シリーズモード(ハムバッカー)、パワータップモード(「シングルコイルの抜けの良さとハムバッキングのファットな低音域という両方の長所を備えたサウンド」とのことだが詳細は不明)となっています。

3バンドEQについては、まあ何というか、Ibanezベースで毎度おなじみのイケてないプリアンプです。
上げ下げできる周波数のチョイスが微妙なうえ、高音域に妙な頭打ち感があるというか、音に一枚膜がかかったような印象を受けます。
プリアンプをオフにする機能がないのでピックアップ本体の特性は見えづらいものの、Ibanezは割と高い値段のベースでもオリジナルの内蔵プリがイマイチなことが多いので、いわんや低価格製品をや、という感じは否めません。

また、タップスイッチについても、音色を決めてしまえばあまり切り替えることはないですし、音作りで悩む要素は少ない方が好みなので、しばらく使ってみて一番気に入ったモードに固定しようと考えています。

・タップ…アタックがはっきりしていて明るい音。演奏の粗は目立つがタッチへの反応が良く、表情がつけやすい。
・シリーズ…高音域のバチバチ感は出しにくいが、密度のある太い音。
・パワータップ…確かにアタック感と低音を両立したような音ではあるがミドルがやや引っ込んで聞こえる。

という感じで、個人的にはシリーズが一番慣れ親しんだ音がして安心感があります。ミッドブーストで弾くと気持ちいいです。
パワータップは逆にミドルをカットしてドンシャリ気味の音作りにすると、スラップやピック弾きが映えるバキバキな音が出せます。
このへんは演奏するジャンルや目指すサウンドにもよるでしょう。

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SRに対する不満点と今後の改造計画

私は中学生の時に初めて手にしたエレキベースがSRだったこともあり、SRシリーズには思い入れがあります。
しかし、このコンパクトなボディは、久々に抱えてみると弾きにくいと感じるのも事実です。
これについては、これまで色々なベースに加えてきた改造の結果の蓄積から、「こうすれば演奏性が上がるだろう」という考えがいくつかあります。

また、先に書いた通り、コントロール面にも不満があります。
プリアンプとタップスイッチは撤去してしまい、シンプルにパッシブ化するというのが自分には合っているように思います。
その他もろもろ、今後色々と手を加えていきますので、またこのブログで紹介します。

改造の記録はタグ「SR306改造記」でまとめています。

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