【レビュー】Maxon / CP9Pro+ Compressor/Limiter

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私は派手に効くエフェクターが好きなもので、正直コンプにはこだわりが無ったのが正直なところです。
しかし、これは一時期かなり気に入っていました。
かつてベーシストにも人気が高かった、MAXONのコンプです。

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音色の特徴

私がこのコンプを購入したのは、大量のコンプレビューを掲載していた今はなきウェブサイト「コンパクトコンプばか研究室」での評価を見たのがきっかけでした。
このコンプレッサー、ベース用として売られているものではありませんが、コンプにありがちな低音痩せがあまり気にならず、絶妙に気持ちいいコンプレッションが得られます。

ただ、「効きがナチュラル」とか「原音重視」という評判をたまに目にするのはちょっと違うかな?と思います。
いわゆるエンハンサーとかエキサイターのような効果で、高音域に若干ハリッとした質感が加わるので、そこは好き嫌いが分かれる部分かもしれません。
とはいえその音色の変化もあからさまな感じではなく、上品な変化の仕方だと私は感じました。

音色の変化についてはこちらの動画が分かりやすいです。
イヤホンorヘッドホンで聴いてみてください。

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コントロールの特徴

コントロールは、THRESHOLD、RATIO、GAINの3つ。
THRESHOLD(スレッショルド)は音を圧縮する閾値ですね。
「このラインを超える大きさの信号が入力されたら音を潰す」というラインを設定するもので、時計回りに回すとそのラインが下がることにより、小さい音までコンプがかかるようになります。

RATIO(レシオ)は圧縮比率で、「スレッショルドに引っかかった音をどれだけ圧縮するか」なので、時計回りに回すとより強くコンプがかかります。
最大まで上げると、スレッショルドで設定したラインより大きい音が出なくなるので、リミッター的に使うことも可能です。
そして、GAIN(ゲイン)で最終的な音量を調整します。

コンプは特に初心者には効果が分かりにくいものですが、このコンプにはREDUCTIONというLEDがあり、入力レベルに対し3+dB以上圧縮されると光るようになっています。
これによって、ある程度ではありますが、コンプのかかり具合が視覚的に判別できます。

このコンプ、「内部電圧を18Vに昇圧することにより高ダイナミック・レンジを実現」ということのようで、実際に私が当時使っていたアクティブのベースを繋いでも音が変に歪んだりすることなく使用できました。
この絶妙なエンハンス感が気に入るのであれば、ベーシストのためのコンプとしてはかなりおすすめです。
中古なら結構安く手に入ります。

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スイッチは踏みにくい

なお、音色とは関係ないところで欠点があって、Maxonの9シリーズはBOSS等と比べるとスイッチが妙に硬くて踏みにくく、ON/OFFに慣れが必要です。
常時かけっぱなしなら問題ないですが、演奏中にON/OFFするならスイッチャーに組み込むのがおすすめです。

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