【レビュー】VOX / MINI5 Rhythm(ギター・ベース兼用自宅練習アンプとして)

私は家でベースを弾くときに、ギターと兼用でこのアンプを使っています。
出力を0.1W/1.5w/5Wで切替可能、重量3.5kgのコンボアンプです。
結論から書きますが、防音環境がない人には安い練習用ベースアンプより100%これの方がおすすめです。
【※追記あり:このMINI5は生産終了となったため、記事の最後に後継製品を紹介しています。】

スポンサーリンク

これまでに使ってきた練習用アンプ

私が過去に所有していたアンプについては「アンプ」のカテゴリーでまとめていますが、その中でも特に練習用アンプとして気に入っていたのがRolandのMICRO CUBE BASS RXでした。
10cmスピーカー4発という仕様によるものか音のレンジも広く、今でも良いものだったとは思うのですが、これは自宅練習だけの用途にはちょっと高いというのが人におすすめしにくいポイントでした。
学生さんや家庭がある方など、なるべく安く済ませたい場合の選択肢には入りにくい価格だと思います。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

そして、このアンプを手放したあと、一時期使っていたのがBLACKSTARのFLY 3 Bassです。
超小型、スピーカー口径3インチ(約7.6cm)でありながらバカにできない音を鳴らしてくれるアンプでしたが、それもまあ「小さい割りには」のレベルで、正直言って物足りませんでした。
エレキベースをクリアな音で鳴らすには、「スピーカーが一定以上の口径である」ということに加え、「キャビネットが一定以上の容積を持ち、かつ頑丈であること」も重要だと私は考えており、樹脂製の筐体を採用したミニアンプはベースだとやっぱり厳しかったです。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

スポンサーリンク

ギターベース兼用のアンプはいまいち

で、ちょっと話は変わりますが、私は曲作り程度に少しだけギターを弾くので、「ギターでもベースでも使えるアンプがあればいいのに」と考えていました。
ただ、現在流通しているものでギター・ベース兼用を謳う製品は、安ギターでおなじみフォトジェニックのPG-10ぐらいしかなく、ギターの歪みはちょっとファズっぽくなるだけですし、ベースを繋ぐとボソボソした安っぽい音しか出ず、ギターアンプとしてもベースアンプとしても全く満足できませんでした。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

あとは、ベーシストにあまり知られていないように思いますが、ギタリストから人気の高いYAMAHAのTHR10にはベース用のモードがあります。
しかし、ベースの音を気持ちよく鳴らすには、これもスピーカーの口径(8cmが2発)・キャビネット剛性とも頼りないと感じました。
(※私が試奏したのは旧型だけなのですが、ベースを繋ぐなら新型のTHR10Ⅱより旧型の方がいいという話を何人かの方から聞いたことを付記しておきます。)

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓(※リンク先は旧型製品の中古を含みます)

スポンサーリンク

MINI5の利点

さて、前置きが長くなりましたがやっと本題です。
そんなこんなで私がベースの自宅練習用に現在使っているのが、VOXのMINI5 Rhythmです。
名前の通り5W出力のリズムマシン内蔵ギターアンプですが、けっこう安いのに、その価格からは考えられないほど良いです。

スピーカー口径は6.5インチ(約16.5cm)で、重量は3.5kg。
片手でひょいと持ち上げられる重さですが、ここまで紹介してきたアンプと比べるとかなり頑強な作りのキャビネットです。
当然ながらギターアンプとしても十分な音質ですし、なおかつ軽くて運びやすいというのも狭い家での練習には意外と重要です(10kg超えのベースアンプなんか重すぎる!)。

ベースモードは備えていませんが、私はこのアンプのLINEモード(歪みのない純粋なクリーントーン用のモード)でベースを鳴らしています。
ギターアンプのモデリングを選択した時はGAINとTONEによる音作りになるのですが、LINEモード時のみ、GAINノブがLOW、TONEノブがHIGHのイコライザーとして働きます。
そこで、このイコライザーで低域をカット、高域をブーストします(まあ↓のセッティングは極端ですが)。

いやね、自宅でボンボン低音出せないでしょ。実際問題。
そうでなくても、近所迷惑にならない範囲で大きめの音を出しつつ、タッチによる音量のバラつき弦に指が触れたときのノイズなどを敏感に察知しながら練習するには、このようなイコライジングが良い方法に働きます。
また、副産物として、スラップ等の奏法でも低音が割れずクリアに出ます。
※出力の大きいアクティブの楽器の場合、本体のイコライザーをブーストしない等の工夫は必要でしょう。

で、ベースアンプの条件として「スピーカーの口径・キャビネットの容積・キャビネットの剛性が必要だと思う」と書きました。
個人的には、そこさえクリアできていればアンプの出力が何ワットかはどうでもいいと考えています。
というか、小型ベースアンプによくある10Wとか15wとかいう出力は、あまりに最低音量がでかすぎて自宅練習レベルの小さい音が出せないんですよね。

「あと少しだけ音量を小さくしたい」とボリュームを絞ると音が消えるなんてのは自宅練習量アンプとして失格でしょう。
「アンプを繋ぐと最小音量でも音が大きすぎるので、自宅練習でなるべく小さい音を鳴らすような弾き方をする癖がついてしまった」なんてことになったら最悪です。
どうせライブで使えるほどの大音量を出さないアンプなら、実用的な範囲で小さい音量を細かく調整できるべきです。

その点、このMINI5はワット数が切り替えられ、最小の0.1Wではベースだとちょっと音が割れてしまったり、不必要に歪んでしまうことがあるものの、1.5Wであれば自宅練習に実用的な範囲の小音量で細かい音量調整が可能であり、5Wならさらに余裕のあるクリアな音も鳴らせます。
エフェクターやリズムマシンも内蔵しており、気軽に練習するためには十分なクオリティです。

デザインが3種類あるので、好みのものを選べますし、以前限定カラーが出たこともあります。
(ホワイトは若干中古相場が高い印象です。)
なお、下位モデルのMINI3というのもありますが3の方はベースには全然ダメなので間違えないよう注意してください。MINI5です。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

【2021年1月追記】廃番に伴い新製品発売決定

このMINI5は生産が完了しましたが、新製品としてMINI GOシリーズが発表されました。

3W、10W、50Wの3モデルがあり、そのうちの10Wのモデル「MINI GO 10」がMINI5同様の6.5インチスピーカーを備えています。
よりイコライザーが充実しているほか、内蔵エフェクトが変更され、ルーパー機能も追加されています。
今後はMINI5の中古を探すか、3月発売予定のMINI GOを待つのもありかもしれませんね。

各通販サイトの価格はこちらからチェック↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました