ここ最近はちゃんと配線したベース用エフェクターボードを使っていなかったんですが、今回かなり久々に真面目にボードを組みました。
一時期と比べるとシンプルな方ですが、音色・操作感とも割りと不満のないものができたので、このブログで紹介しておこうと思います。
過去に組んでいたボード
10年近く前だと思いますが、そこそこ大きいボードを組んでた時期はこんな感じでした。
そして2~3年前、一番適当だった時期がこれです。
(これはこれで案外悪くなかった)
さて、というところで2020年4月現在のボードの中身の紹介です。
コンプ→チューナー→ラインセレクター(→コーラス→ディレイ)→ブースター という接続順です。
MUSIC WORKS / Effector Bag’N Board
ボード本体はバッグンボードのMサイズに合わせて作った自作品です。

TRUETONE / 1SPOT PRO CS7
「各出力がアイソレートされた独立タイプのパワーサプライ」を謳う製品は多くありますが、どうも中身はピンキリのようです。
私は電気的な知識がないので、実際に使ってみた感覚で比較するしかないですが、このパワーサプライは音質・ノイズの少なさとも非常に満足しています。
最近は安物で小型サイズのものでも悪くない製品があるようですし、それを考えればこのデカさと重さはまあ欠点ですが、電源はできれば安心感を重視したいところです。

なお、パワーサプライからエフェクターへの電源供給ケーブルにはOtodelの製品を使用しています。
DCケーブルなんてお金をかけても費用対効果が低い、というのが個人的な考えだったのですが、このケーブルはその価格からは信じられないほど作りがしっかりしており、非常に信頼性が高いと感じています。
EBS / MultiComp Blue Label
一番最初に繋いでいるのはド定番のマルチコンプ、の最新型です。
MBモードのナチュラルなコンプサウンドが最大限に活きるよう、よりクリアに高音域のアタック感が出せる18Vで駆動しています。
これは常時かけっぱなしなので、間違って踏んでOFFにならないよう後列に置いています。

Sonic Research / Turbo Tuner ST-300 mini
絶大な信頼を寄せている絶対的レギュラーメンバーのチューナー、ST-300 miniです。

チューナーは先頭に置く人が多いと思いますが、パッシブベースとトゥルーバイパスチューナーという組み合わせが原因なのか、私の環境だとこのチューナーを一番最初に繋ぐと若干ぼやけたような音質になることがあるため、先頭にはしていません。
また、これはチューナーONで音が出なくなる仕様なので、演奏中に間違って踏むのを防ぐため、狙わないと踏みにくい後列に配置しています。

BOSS / LS-2 Line Selector
コーラスとディレイを一踏みでONにするため、LS-2のループAにコーラスとディレイを入れています。
切り替えのモードは「A⇔BYPASS」モード。
コーラスをかけると若干音が小さく聞こえてしまうことがあるので、LEVELでエフェクトON時の音量が少し上がるようにしています。

なお固定方法はこちら↓

One Control / Dimension Blue Monger
コーラスは長年気に入って使っているDimension Blue Mongerです。
ミニサイズなのもポイント。

Ibanez / Analog Delay Mini ADMINI
ディレイは今はあまり強いこだわりがないのですが、これまたミニサイズでボードに入れやすいADMINIで。
コーラスとディレイの組み合わせは、うねり感をより強調できるので大好きです。
小さいノブの目盛りは自分で入れました。

MBT Custom Preamp / Buffer & Boost
「あんまり音に変化がないエフェクターは別に要らない」派であった私ですが、こちらのブースターにはハマってしまいました。
バッファ的な用途で先頭に置くのも試しましたが、それよりも最後に繋いで全体的な音をまとめ上げる使い方が気に入っています。
これで音量をブーストしてアンプに突っ込むと、単純に音量を上げるより明らかにグッとまとまる中音域と、意図的に歪ませるのとは異なる絶妙なドライブ感が得られます。

ToneGeek / ソルダーレスケーブルキット
パッチケーブルにはToneGeekのソルダーレスケーブルを使っています。
音質面で言えば、以前使用していたソルダーレスではないパッチケーブル(線材はMOGAMIの2534でした)の方に軍配が上がるのですが、エフェクターの配置を試行錯誤中の場合にはやはりソルダーレスが便利ですし、配置の自由度も上がります。
現状大きな不満はありませんが、これはそのうちはんだ付けされたパッチケーブルに置き換えるかもしれません。

というわけで、2020年4月現在のエフェクターボードを紹介しました。
歪みを入れたいとか、それなら小さめのスイッチャーでも導入してチューナーへの信号ラインを分けたいとか、変更したい点はいくつかありますが、ひとまず必要にして十分な仕上がりになりました。
【追記】
ここから変更した2020年夏バージョンはこちら↓

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